筆記具メーカーとして知られるゼブラ株式会社が、紙にもバーチャル空間にも書くことができるリアルタイム3Dバーチャル生成プラットフォーム「kaku lab.(カクラボ)」を発表しました。
kaku lab.は、紙にもバーチャル空間にも書くことができる、アナログとデジタルが融合した筆記具「T-Pen」を利用し、バーチャル空間「kaku XR」上に文字や図形などを書けるデジタル技術です。バーチャル空間は、ヘッドセット(資料ではApple Vision Proを活用)、PC、タブレットなど、様々なデバイスで表示できます。
そもそも「T-Pen」は、アナログとデジタルの融合した筆記具です。本体にセンサーを搭載し、書いている時の速度、角度、筆圧、時間などのデータを取得します。Bluetoothで様々なデバイスに接続して筆記のプロセスを可視化し、デジタル空間と繋げます。通常の筆記具(ボールペン 又は シャープペン)のような使用も可能です。

「kaku XR」は、上記のT-Penと連携し、バーチャル空間で「カク」デジタル技術です。「T-Pen」の動きをバーチャル空間で再現し、まるで空中に書いているような体験を可能にしています。
さらに、複数の生成AIによって構成された「kaku AI」が採用されており、バーチャル空間上で手書きした文字のテキストデータ化や、翻訳が可能です。また、ラフに書いた絵を自動的にリアルな表現にしたり、それを動かしたりできます。
ゼブラ株式会社は、今回の開発について、現在バーチャル空間や生成AIなどの新しいデジタル技術が、ビジネスや教育など様々な分野で普及しつつある状況に触れつつ、その一方で、アナログな筆記具の「感覚的に使える」「人の創造性を発揮しやすい」という点に注目したと説明。既存のアナログ技術にデジタル技術を取り入れながら、手書きの可能性を広げてユーザーの創造力を高める価値の研究を、2016年から続けていたと語っています。今後は、教育や医療、エンターテインメント、クリエイティブなどの様々な分野での活用を目指しているとのこと。「kaku lab.」の開発には約3年をかけたと発表しています。
(参考)プレスリリース





