Home » この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~8月30日)


VTuber 2024.09.02

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~8月30日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、今のVTuberの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

【美術解説】国宝ってなあに?【儒烏風亭らでん】

儒烏風亭らでんの、楽しい美術の時間です! 美術・芸能分野のインフルエンサー的存在になりつつある彼女がアップした短編動画は、以前配信の中で解説した内容を切り抜いて授業風に編集したもの。当時から話している内容は非常にわかりやすいと高く評価されていましたが、授業形式で切り抜きとしてアップしてくれたことで、見返しやすくなりました。

よく聞くけどわかりづらい「国宝」について、分類しながらポイントを捉えて、すっきりわかりやすい言葉で解説しています。これが当初はリアルタイムのトークで行われていたのだからその知識量に驚かされます。
国宝の仕組みについて知りたい場合は一旦これを見れば一通りわかる、というまとめになっているうえに、デフォルメキャラが教材に出てくるようなデザインでかわいらしいので、お子さんや生徒に見せる場合にもおすすめです。
現在儒烏風亭らでんは、哲学について教えてもらったり、漆を調べに現地調査に出かけたり、「ダ・ヴィンチ」で落語について記事連載をしていたり、箱根ガラスの森美術館の音声ガイドを務めたりと、文化面で多方面に活躍しています。普段行っているラジオ配信の中でも美術や文学について解説することもあるので、興味のある方はアーカイブも要チェックです。
一方で今まで通りお酒を飲んで話す配信も一条莉々華と続けているなど、変わらない側面も見せてくれます。かと思えばなぜか突然ふたりで稲刈りを始めたりもして…? ゆるい部分と知的な部分、あらゆる面を見せてくれる彼女の活躍に期待です。

【VRChatでないと出来ないってこと?!集】ダニ凸 その7【インタビュー】

ダニカルがVRChat上でいろいろな人にインタビューしたのは、VRChatでないとできないことにどんなものがあると感じているか、というもの。「VRならでは」とはよく言いますが、「VR」そのものと「VRChat(VRSNS)」は別物。人それぞれの「VRChatでの遊び方」が垣間見える動画です。

VRChatで披露されるパーティクルライブや、ワールドでの高所からの安全な落下など、VR体験の面白さの他に、興味深いのは「自宅留学」という意見。VRChatは日本人より遥かに英語圏の人が多いため、ちょっと他のイベントなどに参加すると会話の英語が飛び交います。その中で英語で話す挑戦をするのは非常にレアな体験。VRChatならボディランゲージが使えるのもとても大きいはずです。
映像を撮影する際に人が邪魔にならない、という表現者ならではの意見もありました。現実で人の流れを止めるのは難しいですが、VRChatなら別インスタンスを立てれば解決。こういう機能を使って映画撮影をしたり、配信やMV製作をしているVTuberの人なども増えているかもしれません。
VRChatにこれから行ってみたいという人には、可能性を知る意味でもかなり参考になる話題です。

【VRChat】初心者🔰違法アバター使用問題⚠  #vrchat

新しくVRChatを始める人がとても増えている現在、できれば新規の方にはあまり厳しいルールに縛られずのびのび遊んでほしいものです。だからこそ、一旦先に抑えておきたい違法アバター問題を、小鳥遊こすずめが実例をあげながら、わかりやすく解説しています。
ペデスタルについての話をしつつ、コピーできるから違法ではないとは言えないことなどを詳しく解説しています。
また慣れているプレイヤーに対しては、厳しく追求するのではなく、ルールを知らない人に優しく伝える方法も紹介。現状に即したコミュニケーションを丁寧に行って、違法アバターについて理解してもらう考え方を解説しています。
新規の方で、とにかく安全にサンプルアバターを使いたい、という人は解説ラストにある「AvatarMuseum」に行くことのおすすめ部分だけでも見てほしいです。「AvatarMuseum」に行けば強烈な数のアバターのサンプルがよりどりみどりで体験できます。わざわざ違法なものに触れる必要がないくらい自由はちゃんとある、と示していること自体がこの動画のキモにもなっています。

SATSUGAI★予告~イベント中止~ * ぷろぽりす幸子 * Original Song ⁂【Official Video】

個人VTuberがどれだけ苦労をして夢を掴んでいるのか、そしてどれだけ簡単に夢が潰えてしまうのか。それに対する怒りと苦しみと叫びが詰まった作品を、実体験したぷろぽりす幸子が激しく歌います。実話から生まれた歌なので、鬼気迫る迫力があります。アングリーなメタルナンバーの作詞作曲はぷろぽりす幸子本人の手によるものです。

かつてぷろぽりす幸子は、自分で開催したイベントに対して殺害予告と爆破予告が届いたために中止にせざるを得なかったという理不尽な経験があります。
しかし彼女はめげませんでした。活動をこつこつ続け、自分の信じる表現を続け、爆走しています。
この歌からは怒りがビシバシあふれていますし、ふざけんなという思いが突き刺さるシャウトも響き渡っています。しかし彼女は「表現者」であることをなにより大切にしています。自身の感情を周囲にばらまく毒にするのではなく、ちゃんとノレて楽しめる音楽エンタメとしてファンに提供しました。決して許されない行為に対しての悲しみはありつつも、ポジティブに突き進む歌声が聴けるので、観ていて爽快感があります。聞き終えたあと、悪意に対しての怒りに共感できつつ、かっこよさが上回るので不快にはならないのが、彼女の音楽表現のすごみです。

【MV】 てんやわんや、夏。 【月ノ美兎 / 笹木咲 / 椎名唯華】

サムネイルの時点でもうツッコミどころしかなくて大困惑する月ノ美兎、笹木咲、椎名唯華の新曲がアップされました。登場するのは月ノ美兎役と笹木咲役の、髭面のレゲエがよく似合う男性、そしてやたらとガタイがよすぎる椎名唯華役の男性。映像の作りは日本のレゲエMVの構造をうまく研究しており、いかにもそれっぽい空気感が再現されているレベルの高さがあります。そして作曲に名を連ねているのが弦月藤士郎。元々作曲を行っているミュージシャンではありますが、まさかレゲエまで作るとは多才が過ぎます。

 

弦月藤士郎が作ったトラックに対して3人が使いたい文言をどんどん羅列しまくって、作詞家がまとめ、できあがった曲とのことです。おちゃらけているようで歌詞をよく聞くと、韻を踏みながら今までのにじさんじでの活動人生をうまく表現しており、エモを感じさせる内容になっています。

概要欄を見ると、元々は月ノ美兎の凸待ちに来た椎名唯華と笹木咲が作った曲が発端のようです。フリー音源に「今日の予定は 凸待ち」「レゲエの先駆者 ボブ・マーリー」で韻を踏んで歌った、深夜テンションで作ったノリの曲でした。この曲はフリー音源をトラックとして使ったもので、全然レゲエではありません。
これが2020年。まさか4年たった今伏線回収されるとは思ってもいませんでした。もちろんこの発端ネタを知らなくても普通に楽しめるクオリティの作品なのですが、知っているファンからすると流れた時間の感慨深さも相まってこれまた別角度のエモを感じられると思います。

【オリジナル曲】Be Be Be Be Big Bang!/ 新潟Vtuber越後屋ときな【#YASAI SHOP】

新潟を強く応援している越後屋ときなのオリジナル新曲は、一度聞いたら忘れられないリズム感とハッピーさがスタート時点からあふれています。ベース音にあわせて元気に歌う、越後屋ときなの「Love Love Bomber Love and a Bomber」という歌詞の軽快なリズム、ものすごく耳に残ります。

全編にわたってジャージー・クラブの跳ねるようなリズムで構成されており、キュートな歌声がうまく重なることでスキップをして前に進んでいるような心地よさが生まれています。
特筆すべきは全体で繰り広げられるダンスです。越後屋ときなは歌いながら上半身だけ映して手を使ったダンスを披露しました。かわいらしい決めポイントをしっかり入れながら、かなり真似しやすい振り付けになっています。それでいて大きく星を描くようなインパクトのある動きもしっかり入れられていて印象に残りやすい見栄えの良いダンスです。ノリの良いパートが多く、映えるポーズがとても多いダンスなので、ぜひコピーして踊ってみてほしい作品です。

【オリジナル楽曲】勝手に生きましょ/ しぐれうい【いよわ】

雑誌で特集されてお面が付いてきたことでSNSに写真が増殖したり、個展が大盛況だったり、等身大以上サイズの555万円の展示フィギュアが売れたりと話題の絶えないしぐれうい。最近までは「粛清‼ ロリ神レクイエム☆」が世界的バズりを見せたり「うい麦畑でつかまえて」が大好評だったりした彼女ですが、アッパーなコミカルソングからうって変わって今回は、自身のイラストレーターとしての、VTuberとしての生き方を感じさせるしっとりとした作品でした。作詞作曲編曲とアニメーションムービーはいよわです。

黒髪の少女が誰なのかは、目の色を見ればわかるようになっています。歌詞と動画自体には明確な解答がなされていないので、しぐれういについてなにが表現されているのかは見る人の解釈に委ねられています。
1番は絵を描く少女。2番はVTuberしぐれうい。そして途中二人が出会ってから「今もぬくもりの中」「まどろみの中」で掛け合いがはじまり、「かがみあわせで一回転」の歌詞でふたりが一つに重なります。この瞬間のハーモニーにはドキッとさせられる音の広がりがありました。音と映像表現の広がりの見せ方は、この作品のテーマにも深くつながっていくように感じられます。
しぐれういの歌声はソフトで、音に丸みもあるのでとても聴きやすいです。この声質と温和な歌い方は、アッパーな作品群を聞きやすいものにしています。そして同時に、彼女の歌声が心にゆっくり染み込むような表現となって、今回の作品を生んだのも間違いないでしょう。

【original song MV】CRIÉ∞!/Vcreatorクリエ

何かを作り生み出すのは、時間が融けるほどに楽しい。そんな思いをたっぷり詰め込んだ曲を、マルチVクリエイターのクリエ-Curie-がアップしました。MVと歌詞は、クリエイターなら共感できる所だらけだと思います。ときにしんどい部分があろうとも、さらに深くよいものを目指そうとするクリエイター魂が歌われており、創作するクリエのエネルギーに圧倒される楽曲です。

パワーに満ちたクリエの歌声はのびのびとした響きをしており、聴いていてとても気持ちがいいです。彼女は本当に作ることを楽しんでいるのだと、信じさせてくれるような説得力が歌声にこもっています。
興味深いのは歌詞にある「今宵も暗い部屋の中で1人」というパート。一般的には孤独さと悲しさを感じさせる文言です。しかしこの曲ではまるで暗い部屋で一人で作業する時間に生まれる創造と妄想への愛しさを感じているようにすら聴こえてきます。
月夜の下でクリエイトする彼女の思いが、ポジティブな歌声からしっかり伝わってくる情熱的な作品です。

過去のおすすめ記事はこちらから:
必見!今週のおすすめVTuber


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード

CONSULTING / DEVELOPMENT

コンサルティング・開発サービス

Moguraの知見を、あなたのプロジェクトに

mogura_next

Moguraの知見を、あなたのビジネスに
編集長の久保田を筆頭に、XR/メタバースなどバーチャル領域を知り尽くす専門チームが、リサーチからコンサルティング、企画、開発までを一貫支援。
Mogura VRで培った豊富な情報力と業界ネットワークを強みに、企業・行政機関の成果につながる最適な解決策をご提案します。