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VR体験施設 2018.07.20

ウォータースライダーにVRを組み合わせる新体験、海外で好評

日本列島を猛暑が襲っています。暑い日のレジャーといえばプール。中でもウォータースライダーは、世界中で人気のアトラクションです。このウォータースライダーをVRでさらに楽しくする「VRSlide」が、ドイツのレジャー施設で人気を集めています。

VRヘッドセットを着けて流れるスライダーへ

ヨーロッパ最大級のウォーターパーク施設 Therme Erdingでは、VRを使用したウォータースライダー「VR Slide」を楽しむことができます。

体験者はサムスンのGalaxyを使った耐水性のVRヘッドセットをかぶり、全長160メートルの、流れる水とデジタルの世界へと飛び込んでいきます。見えるのは宇宙空間や美しい雪景色など、普通は周りの見えないスライダーの中でも、VRの世界で飽きさせません。

独自のトラッキングでVR酔い対策

アトラクションを手掛ける米国のスタートアップ、Ballast VRは、体験者が一定の速度でスライダーの中を動けるよう、様々な工夫を施しています。

ヘッドセットは重さ約390グラム。超音波センサーと加速度計で体験者の位置を把握することが可能です。同社はトラッキングシステムの正確性について「(位置に応じたVR映像を提供することで)VR酔いをほぼなくすことができる」と主張しています。

またヘッドセットを使用中は、同社のサーバーへワイヤレスで情報を転送。これによりBallast社は、アトラクションの収容人数の分析、VRコンテンツのアップデート、個々のヘッドセットのパフォーマンス確認、などの対応ができます。

なおコンテンツはUnityベースで開発されており、Ballast社によると「微調整やアップデート、目新しいコンテンツ制作が簡単に行えます。(中略)ゲストは来るたびに新しい体験を期待できます」ということです。

Therme Erdingの所在地はドイツのバイエルン州。「VR Slide」は対象年齢9歳以上で、料金は1回2ユーロ(約260円)となっています。

(参考)Road to VR
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