VR空間ではキャプチャした現実の物体を表示したり、架空のオブジェクトを作成することが可能です。VRプラットフォーム「VRChat」や株式会社Psychic VR Labが提供している「STYLY」では、VR内に自分のワールドを作成してアップロードしたり、オブジェクトや地形を編集・構築することで様々なものを作り出せます。
これらのアプリやツールに続き、VRで直感的にオブジェクトを生成・編集するための新たなツールがTwitterにて話題となっています。
マイクラっぽいVRアプリを作ってみた。
歩き回ったり大ジャンプしながら地形編集するの楽しい。 pic.twitter.com/kUsIJih5s0— afjk(エーエフ) (@afjk01) 2018年10月8日
こちらを投稿したのは、上述の「STYLY」を開発している株式会社Psychic VR Labのafjk(エーエフ)氏(TwitterID:@afjk01)。動画では広大な風景の中で地形を生成したり、逆に削ったりと、自由に編集している様子が見てとれます。
休日の2日でツール完成、自由に地形を編集
今回、Mogura VRは作者のafjk(エーエフ)氏にお話をうかがいました。本アプリは、「STYLY」における地形編集機能の調査中に生み出されたもの。ゲーム制作エンジン「Unity」のアセット「Voxeland」を使用し、休日の2日間で地形編集ができるツールが完成したとのことです。アプリでは、地面を歩いたり洞窟を掘り進んだり、空中を飛びながらの地形編集が可能です。
VR酔い対策を入れてみる。
加速度運動で周辺の視界を減少させる方式。 pic.twitter.com/LmJ8UVeuo9— afjk(エーエフ) (@afjk01) 2018年10月14日
移動方法からVR酔いしやすいということもあり、移動時に視界を狭めるなどの酔い対策が取り入られています。その他にも地形情報の保存、読み込みなど、地形編集ツールとしての機能も実装しています。
編集機能については、「STYLY」にもVR内で空間を編集するVRエディットモード「VR Editor」が搭載されており、オブジェクトを掴んで配置していくことができます。同氏によれば、「地形編集には今回の方法が合っているのかもしれません」とコメントしています。
今後の展開については、Twitterにて動画を投稿したところ大きな反響があったため、何らかの形で公開できるよう開発を進めていくとのこと。今後の動向が楽しみなアプリです。
(参考)Twitter