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ゲーム・アプリ 2021.05.02

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(4月25日~5月1日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は4月25日~5月1日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. 「The Wizards – Dark Times」Quest版の発売日が決定
2. 期待の新作「After The Fall」敵の最大登場数は全ヘッドセット共通
3. VRパーティゲーム「Loco Dojo」Quest版が2021年後半に発売
4. VR多次元脱出ゲーム「Flow Weaver」SteamでPCVR版が発売
5. 遊び心満載のVRボウリングゲーム「ForeVR Bowl」ストアページ開設

「The Wizards – Dark Times」Quest版の発売日が決定

VR魔法アクションアドベンチャーゲーム「The Wizards – Dark Times」のOculus Quest/Quest2版の発売日が2021年5月6日に決まったことが発表されました。Oculus Storeではストアページも開設されています。

「The Wizards – Dark Times」は多彩な魔法を詠唱しながら魔物の軍勢と戦ったり、行く手を阻む仕掛けを解きながら探索を展開していくVRアクションアドベンチャーゲーム。2018年発売の「The Wizards(邦題:ザ・ウィザーズ)」の続編で、前作に引き続き、危険に満ちた王国「メリオラ」を舞台に、邪悪な魔導師の野望を阻止するため、冒険を繰り広げていきます。

2020年6月4日よりSteamOculus StoreViveportでPCVR版が発売中。前作から大幅に進化したグラフィック、「両手剣」を始めとする新たな魔法の追加で、より戦術性の増した戦闘シーンが特色です。また今後、マルチプレイモードなどの追加を実施する大型アップデートも予定されています。

なお、前作は日本語に対応済みですが、続編は執筆時点で未対応。Quest版も同様に未対応とのことで、今後、アップデートによる追加があるのか否か、動向が注目されます。

(参考)UploadVR

期待の新作「After The Fall」敵の最大登場数は全ヘッドセット共通

2021年夏発売予定のVRFPS「After The Fall(アフター・ザ・フォール)」に登場する敵「スノーブリード」。ゲーム中での彼らの最大登場総数はPC、PlayStation VR(PSVR)、Oculus Quest/Quest2全部で共通であることを開発のVertigo Gamesが発表しました。

これは米メディアUploadVRのVertigo Gamesへの質問によって明らかになったもの。Vertigo Gamesいわく、「全ヘッドセットで登場するスノーブリードの数は変わらず、「LOD(Level Of Detail)」も活用しながら、クロスプレイ時でも敵を同期させつつ、ダイナミックかつ、そん色ないクオリティを実現している」とのことです。
「LOD」はカメラの距離に応じ、モデルのクオリティを制御し、負荷を軽減させる技術。性能面で制約のある環境下でそれを上回る処理、映像表現を実現する際に用いられます。このため、本作はヘッドセットによってはモデリングに差が出る模様。しかし、実際のゲーム体験に差はなく、醍醐味たるスノーブリードとの手に汗握る死闘をどのヘッドセットでも楽しめるようです。

「アフター・ザ・フォール」は氷と雪に覆われたアメリカ・ロサンゼルスを舞台に、スノーブリードなる異形の存在との死闘を繰り広げていく、「アリゾナ・サンシャイン」で知られるVertigo Gamesが開発中のVRFPS。2021年夏にOculusプラットフォーム、PlayStation VR(PSVR)、PC(Steam)向けに発売予定となっています。

(参考)UploadVR

VRパーティゲーム「Loco Dojo」Quest版が2021年後半に発売

2017年にSteamOculus Storeで発売されたVRパーティゲーム「Loco Dojo」のOculus Quest/Quest2版、「Loco Dojo Unleashed」が発表されました。2021年後半に発売予定との事です。

「Loco Dojo」改め「Loco Dojo Unleashed」は、すごろく形式のパーティゲーム。2~4人のプレイヤーが参加でき、サイコロを振ってボード上を進み、中心部への到達を目指します。任天堂の「マリオパーティ」、「メイド イン ワリオ」から着想を得た全16種類のクレイジーなミニゲーム、それらに特化したシングルプレイ専用モード「10トライアル」が特徴。マルチプレイ時の1試合における平均所要時間は約30~40分、シングルプレイ時は15~20分と、気軽に遊べることにこだわった工夫の数々も見所になっています。もちろん、マルチプレイはオンラインにも対応。

今回のQuest版は旧「Loco Dojo」の移植版で、前述のミニゲーム、シングルプレイ専用モード、オンラインマルチプレイは全て踏襲されるとのこと。

グラフィック周りも開発のMake Realが米メディアUploadVRに提供した比較画像によれば、旧「Loco Dojo」とそん色ないクオリティになっている模様です。

(参考)UploadVR

VR多次元脱出ゲーム「Flow Weaver」SteamでPCVR版が発売

2021年3月12日より、Oculus Store(Rift / Quest)で発売中のVR多次元脱出ゲーム「Flow Weaver」。そのPC向けVR版が2021年5月3日、Steamでも発売されることが発表されました。対応ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)のみ。日本語に対応しています。

「Flow Weaver」はカナダのインタラクティブメディア制作会社Stitch Media、ゲーム開発会社Silverstring Mediaの共同開発によって誕生した新感覚のVR脱出ゲーム。何者かによって閉じ込められた部屋の中を隈なく調べながら、隠されたアイテムを発見したり、「フローウィーバー」なる特殊能力で次元の間を行き来しながら、脱出の手掛かりと世界の秘密に迫っていきます。

美しくも摩訶不思議な世界観、手応え抜群のパズルが大きな特徴。着席姿勢によるプレイを前提にしているため、あまり大きな動きをせず楽しめる取っ付きやすさ、フルボイスのダイアログを通して紡がれていくストーリー及び演出もセールスポイントになっています。

遊び心満載のVRボウリングゲーム「ForeVR Bowl」ストアページ開設

Oculus Quest/Quest2向けVRボウリングゲーム「ForeVR Bowl」のストアページがOculus Storeに開設されました。発売日は執筆時点で不明となっていますが、”まもなく発売”される模様です。

「ForeVR Bowl」は最大4人のプレイヤーが参加可能なVRボウリングゲーム。一見、正統派のボウリングですが、投球スタイルの異なる75種類以上のボール、スタジアム、ナイトクラブ、月面(!)などバラエティに富んだ6つのボウリング場など、遊び心とゲームならではの工夫満載のユニークな作風となっています。
ゲームモードもNPCとの対戦に興じるシングルプレイのほか、オンライン対応のマルチプレイも収録。また、「Real Feel Throw」なる独自技術と最先端のゲームエンジンとの併用により、現実味溢れる驚異的なボール投てき時の挙動を実現しているとのことです。

開発を担当するのはアメリカのソーシャルゲーム企業「ジンガ(Zynga)」に在籍していたMarcus Segal氏、Mike Pagano Doom氏が創業したVRスタジオ「ForeVR」。同スタジオは2020年末、150万ドル(約1,600万円)の資金調達を行ったことで話題になりました。

(参考)UploadVROculus Store


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