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統計・データ 2020.07.05

Oculus Questの使用率がさらに増加 Steam、VRデバイス利用状況調査

月ごとに行われている、Steamのハードウェア利用状況調査の2020年6月版が公開されました。データからは一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)の利用率が、5月に引き続き上昇していることがわかります。

2020年6月のOculus Quest(以下Quest)の使用率は8.87%。5月と比較して約1.42%増加(4月→5月は1.43%増加)しました。これはWIndows Mixed Realityヘッドセットの利用率(8.35%)を上回る数値です。米メディアUploadVRは「Oculus Link」がUSB2.0に対応したことが、使用率の増加につながった可能性があると分析しています。

「Oculus Link」はQuestをPCとUSBケーブルで接続して、PC向けのVRゲームを遊べるようにする機能です。2019年のリリース当初は、USB3.0ケーブル以外では使用できませんでしたが、2020年5月のアップデートで、USB2.0規格のケーブルにも対応しました。

INDEXの使用率も増加

Questに次いで使用率が上昇したのが、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)です。使用率は昨月比で1.00%上昇(12.90%)。一方Oculus Rift(Rift S)の使用率は低下。HTC VIVEやVIVE Cosmosの使用率は微増でした。詳細は以下の通りです。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査はPCに”接続されている”デバイスを示すもので、機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものなのか、は不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)UploadVR


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