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テック 2017.03.10

VRやMRで模索が続く“空間インターフェース” SAOのUI再現や、アイコンを掴んで起動するUIが登場

VRヘッドマウントディスプレイやMRデバイスのHoloLensなどの登場により、UI(ユーザインターフェース)にも新しい形が求められています。VRやMRでは、平面のモニターではなく空間そのものが舞台になるため、そして実際に手を動かして物を持ったり掴んだりと、従来の他のデバイスと比べて、直感的な操作が可能であるためです。

今回は、”空間インターフェース”に焦点を当てた2つの新たなUIを紹介します。

HoloLensを使って「ソード・アート・オンライン」のUIを再現

一つ目は、海外の開発者が制作した、マイクロソフトのMRデバイスHoloLensを使い、アニメ「ソード・アート・オンライン」のUIを再現したという事例を紹介します。

親指と人差し指で空中をつまむ動作をすると、メニューが出現。視点を変えることで、操作するメニュー欄を選ぶことができます。指をつまむ動作が決定ボタンのような役割をしています。

装備品の欄を開き、アニメで登場した装備の「コート・オブ・ミッドナイト」を表示している様子。

アニメでのシーンにあったかのように、パーティーを組むまでの一連の流れが、HoloLensで忠実に再現されていました。


ログアウトボタンは…。

ファイルを手で引っ張り出す

MRデバイスを開発している光輝(@koukiwf)氏は、VR空間内で”つかむ”動作を取り入れたUIの様子を投稿しています。

PC上でのファイルのドラッグ&ドロップは、Oculus Rift向けのOculus Touchというハンドコントローラーを使うことで、VR空間内でファイルを”実際に手でつかみ、引っ張り出す”という直感的な体験に変わります。新しいデバイスの出現によって、UIがどのように進化を遂げていくのか、期待が高まります。


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