2016年にGoogleによって制作されたVRアニメーション『Pearl』が、アカデミー賞のノミネートを受けたことが明らかになりました。ノミネートしたのはアカデミー短編映画賞です。
かつてアカデミー賞ノミネート作ディズニーの短編映画『Feast』の監督であるパトリック・オズボーン氏によって制作された本作は、『No Wrong Way Home』の曲に合わせ、ミュージシャンの父親と一緒に育った少女の物語です。
『Pearl』はGoogle Cardboardで視聴可能な360度動画として公開され、HTC ViveなどのVRヘッドセット用バージョンもリリースされました。アカデミー賞にノミネートされたバージョンは2D版となっています。
VR対応の映像作品がアカデミー賞にノミネートされたのは今回が初めてです。 2016年には、Oculus Story StudioがVRアニメ『Henry』でエミー賞を受賞し、2015年にFOXの『Sleepy Hollow』のVR体験とテイラー・スウィフト氏のVRミュージックビデオもエミー賞を受賞しています。
Googleは、これまでにも実写映像である怪獣映画『HELP』、クリスマスにサンタクロースが贈り物を届ける『Special Delivery』、氷上の演劇を描いた『On Ice』などを公開しています。
(参考)
http://vrscout.com/news/vr-compatible-short-pearl-gets-oscar-nomination/
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