自分の周囲360度全てを撮影することができる「360度カメラ」。いまでは日常の風景を切り出すだけでなく、仮想旅行やジャーナリズムの用途などにも使用されることが増えています。
今回、北千住VR技術連絡協議会は、株式会社リコーの360度カメラ「RICOH THETA S 」を用いて、北朝鮮を撮影した様子をVRゴーグル「ハコスコ」を使用して現地を体験できるイベントを実施しました。
同協議会が実施した「バーチャルリアリティ北朝鮮体験会」は、北朝鮮・平壌で「RICOH THETA S 」を用いて撮影した360度動画や写真をVRゴーグル「ハコスコ」を使用して北朝鮮に行ったかのような疑似体験ができるイベントでとなっていました。
本イベントでは、ハコスコによるVR体験の他、渡航者による現地で経験した食事やトイレ、恋愛事情、市民生活などの話題も挙がったとのことです。
同協議会は、巨大建造物である朝鮮労働党創建記念塔の前からの360度動画撮影も行っています。
今回と同じく「RICOH THETA S 」を使用した取り組みは、リコー社員が七大陸最高峰の一つであるエベレスト山の頂上にのぼり撮影した360度写真などがあります。ほかにもNHKによるドキュメンタリーの制作や、世界の動物の撮影に使われるなど、普段では中々できない体験や、ジャーナリズムとしての活用も増えていきそうです。
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