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にじさんじ 2020.08.17

真夏の激闘、ここに終結!にじさんじ甲子園決勝リーグまとめ

バーチャルライバーグループにじさんじによる夏の大型企画「にじさんじ甲子園」の決勝リーグが8月16日(日)に開催されました。

「にじさんじ甲子園」は、コナミデジタルエンタテインメント野球ゲームeBASEBALLパワフルプロ野球2020(パワプロ2020)が公式協力。6人の監督が「栄冠ナイン」モードでにじさんじライバーを元とした選手を育成し、2つのリーグに分けて対戦します。

今回の決勝リーグは、8月14日~15日に開催されたAリーグとBリーグの試合結果により、1位から6位までを決定。5位決定戦にリゼ・ヘルエスタ監督の「王立ヘルエスタ高校」社築監督の「横須賀流星高校」、3位決定戦に舞元啓介監督の「にじさんじ農業高校」剣持刀也監督の「聖シャープネス学院」が、優勝決定戦に樋口楓監督の「VR関西圏立高校」椎名唯華監督の「にじさんじ高校」が激突しました。

MoguLiveではAリーグ、Bリーグに引き続き、試合結果をまとめます。

王立ヘルエスタ高校 対 横須賀流星高校

Aリーグ敗退ながら優勝候補VR関西を破った王立ヘルエスタ、Bリーグでは二枚看板の健闘もむなしく勝ち星がなかった横須賀流星。両高の戦いは、1回表に先頭打者夜見のヒットから幕を開けました。夜見はすかさず盗塁に成功。そして4番戌亥のタイムリーヒットで先制点をもぎ取ります。

王立ヘルエスタのアンジュのピッチングは鋭く、3回まで一切の点を与えません。しかし先制点を許した本間も強力な投球を見せ、高レベルな投手戦が繰り広げられます。

試合が動いたのは4回裏、轟のヒットに答えたのは1年星空。タイムリーヒットで同点打とし、さらにエリーが続くものの、アンジュが加賀美を抑えこれ以上の点を取らせません。

再び試合が動いた6回裏、アンジュのスタミナが切れかけ満塁の場面で、社監督は代打ベルモンドを投入。これが功を奏し、センター前タイムリーで2点を追加。さらに魔使に交代するも、先ほど凡打だった加賀美がタイムリーを放ち、この回に計3点を叩き出しました。

しかし7回表、鈴木へ交代した横須賀流星に、メリッサ、フレンの安打から早瀬のタイムリーで1点を返上。さらにエクスのエラーで満塁となったところを、夜見が打席に立つ危機に。しかしエリーのスーパープレイでホームベースを死守しました。

9回表、点が取れなければ王立ヘルエスタ最後の攻撃となる場面で、代走葉加瀬が盗塁を決め、代打力一がタイムリーヒットで1点差に詰めます。さらに夜見がまたも盗塁を決めるも、最後はアルスが小野町を凡打に抑え、3-4で横須賀流星高校が勝利を収めました。

聖シャープネス学院 対 にじさんじ農業高校

前回大会 「Vtuber甲子園」では、にじ農の大会優勝を決めた投手として活躍した剣持監督。古巣のにじ農に自身が育ててきた聖シャープネスの選手たちで挑みます。

初回表、にじ農のエース不破が抑えたかと思うと、その裏にはなぜかダルそうなモーションで登板した笹木からクロノワール叶・葛葉がヒットを放ち、レヴィのタイムリーで先制点を獲得します。

しかし3回表、夕陽のヒットから“野良猫”こと文野が、その俊足で1塁から一気にホームイン。さらに4回表にも、しばのタイムリーで勝ち越し、猫犬揃っての逆転ドラマを演出します。加えて、5回表に鈴鹿が1点を追加。守備では笹木が剣持監督へのうっぷんを晴らすかのように投げ、反撃を許しません。

7回裏、魔界ノの登板で一塁の場面。舞元監督は“代打の神様”赤羽を送り出しますが、VR関西戦の悲劇をもたらした送りバントをなぜか再び行ってしまいます。が、その後ここまで活躍なしだった雨森と“主人公”葛葉のタイムリーで試合を振り出しに。結果として赤羽のバントが反撃の狼煙となりました。

8回裏、なんとしても追加点の欲しいにじ農に勝利の女神たちが微笑みます。夢月のヒット、葉山のバントに答え、ニュイがタイムリーを叩き出して逆転に成功。9回表には星川の好投で抑えきり、3-4でにじさんじ農業高校が勝利を収めました。

にじさんじ高校 対 VR関西圏立高校

Bリーグでは初回からが打線が火を吹き、圧倒的な成績を収めたにじ高。しかし、VR関西が誇るにじさんじ甲子園No.1ピッチャー月ノ美兎の恐るべき本領が発揮されます。

これまで猛打を奮った花畑、渋谷、ユードリック、金魚坂という超重量打線に対し、月ノは消耗することなく余裕で抑えます。続く裏、Bリーグでは最高の成績を収めたにじ高の先発夢追に対し、御伽原がタイムリーを放ち先制点を奪うと、続く三枝がツーベースタイムリーでこの回一挙3得点を叩き出しました。

VR関西の快進撃は止まらず、2回裏にましろがタイムリー、3回裏に御伽原がソロホームランと、点差を5点まで引き離します。さらに月ノの投球で、前日に名投手らの望みを打ち砕いてきたにじ高打線が完全に沈黙。4回まで被安打3という、怪物じみた実力でマウンドに君臨します。

それでも一切油断できないのがにじ高の恐ろしいところ。5回表、甲斐田や湯追、花畑が満塁にした場面で、渋谷のタイムリーで初得点を上げると、続くユードリックが追加点を上げます。ここで4番金魚坂が打席に立つも、月ノはこのピンチをなんとか抑え切り、味方の援護を待ちます。

5回裏、これまでVR関西の得点源だった御伽原の長打を、花畑がチームを救うファインプレイ。しかし月ノのバッテリー勇気が追加点を与え、6-2に引き離します。6回表、すでにスタミナがギリギリの月ノは愛園、瀬戸をゲッツーで仕留めるも、甲斐田への死球でマウンドを降板。卯月に交代するも、えまの代打で2点を返上しました。

しかし卯月はここで踏みとどまり、7回にはバッターを三者凡退で仕留めますが、にじ高の二番手グウェルも三者凡退と、両高一歩も譲りません。静止した時間が再び動いたのは8回表。逆境に強いにじ高の下位打線が目覚め、愛園、瀬戸の出塁に春崎が答え、レフト前2点タイムリーでついに同点に。そして花畑の一打で勝ち越しに成功。卯月をマウンドから引きずり下ろしました。

なんとか反撃したいVR関西でしたが、8回裏もグウェルの好投により、1塁すら踏ませてもらえません。一方にじ高は、9回表に奈羅花から瀬戸が貴重な追加点を挙げます。最後の攻撃となったVR関西は、9回裏に代打雨宮を投入するも反撃には届かず。最後はましろのフライを花畑が捕り、6-8でにじさんじ高校が逆転勝利となりました。

決勝リーグ最終結果

長き激戦は終わり、椎名監督率いる「にじさんじ高校」がにじさんじ甲子園優勝を果たしました。にじさんじの「ルーキーズ」と呼ばれ、全員スク水ユニフォームという異様な出で立ちで出場した同校でしたが、蓋を開ければナイン全員が見せ場を作り、チーム一丸となって優勝旗を持ち帰りました。

一方、樋口監督の「VR関西圏立高校」も、月ノ委員長だけでなく、二番手卯月、三番手奈羅花が活躍。厳しいと言われていた樋口監督も、試合中誰よりも選手に声をかけ、素晴らしい試合を見せてくれました。

Vtuber甲子園発案者兼実況の天開司さんに「名勝負しかなかった」と言わしめたにじさんじ甲子園決勝リーグ。6位は「王立ヘルエスタ高校」、5位は「横須賀流星高校」、4位は「聖シャープネス学院」、3位は「にじさんじ農業高校」、2位は「VR関西圏立高校」、そして優勝は「にじさんじ高校」となりました。

優勝賞品として、パワプロ2020公式より、登場モーションとアクションボイスの収録・実装やウグイス嬢音声の追加などが椎名監督に贈られます。これらはゲームに実装されるとのこと。実装の時期は今後発表されるそうです。また、舞元啓介さんは今後AリーグとBリーグのオールスターなどのエキシビジョンマッチなども考えていると明かしました。

YouTube同時視聴19万人を突破するなど、VTuber史に残る大会となった「にじさんじ甲子園」。舞元啓介さんは協力してくれた関係者やライバーに感謝を告げ、「にじさんじもっともっと盛り上げていきます。バーチャル界隈をもっともっと楽しくしていこうと思っていますので、皆様、これからもにじさんじ、そしてバーチャルYouTuberをよろしくお願いいたします」の言葉で、熱い夏の激闘を締めました。

(参考)舞元啓介 YouTubeチャンネルいちから株式会社 プレスリリース


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