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MoguraVR

2017.05.10

風を切り、走り抜ける “ナルト走り”でVRを移動する方法

VR空間での移動方法は未だ最適解が出ず、テレポート移動やスティック移動、そもそも移動しないなど、様々なアイデアが試されています。

CapitolaVRのDavid Robustelli氏は新たに、「Ninja Run」と呼ぶ「体の動きと加速を同期させた移動方法」のデモを公開しました。

プレイヤーの動きに合わせて加速する

通常のテレビゲームではスティックで移動するものが主流ですが、VRゲームでは「自分の動きとキャラクターの動きが同期しないことによる酔い」が大きな課題となっています。

中でも現在広く使われている「テレポート移動」は酔いの軽減には秀でるものの、やはり実際に移動しているという感覚を得ることには向いていません。

今回Robustelli氏が開発した「Ninja Run」のデモは、以下の動画から見ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=gxN6_auKJP4

Robustelli氏は、「酔いにとっての最大の脅威は加速的な動き」だといいます。プレイヤーが直立したままキャラクターが動き出すことが酔いの原因ならば、プレイヤーが動いている間だけ加速度が変化すれば酔いは軽減できる、というアイデアで作られたのがNinja Runです。

プレイヤーの動きと関係ない加速は排除する

竹やぶを駆け抜けるNinja Runでは、トリガーを握り体を前に倒すことで走り出します。また体を左右に傾けることで曲がり、上を目指すと木の上を飛び跳ねることもできます。

また別のトリガーを押し込むことで時間をスローにし、一時的に移動システムとコントローラーを切り離して両手の刀を自在に操ることができます。

Robustelli氏は、加速時に体の動きとは関係ない横方向の動きを排除し、既存の速度を新しい方向にリセットすることで不快感を低減していると述べています。

似たようなアイデアの移動方法として、Steamで配信中のクライミングゲーム『Climbey』が挙げられます。『Climbey』では「手を振って歩く」「空間や壁を掴んで引き上げる」といった移動方法が採用されており、Ninja Runと同じように「体を動かすことで移動する」デザインとなっています。

酔いとリアリティを追究した最適な移動方法は、今後もVRの大きな課題となりそうです。

(参考)
UploadVR / Run Like Naruto With This Ninja VR Locomotion Prototype(英語)
https://uploadvr.com/naruto-ninja-vr-locomotion/

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力触覚を中心としたバーチャルリアリティを専攻する学生。幼少期から趣味でゲーム開発を行い、やがてVRにたどり着く。現在はコンテンツ開発やデバイス開発を勉強中。

Twitter:@FoltTenor

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