ウェブブラウザFirefoxで知られるMozilla(モジラ)は、ソーシャルVRプラットフォーム「Hubs by Mozilla」のテスト版をリリースしました。VRデバイスにこだわらず、ブラウザ上で手軽にコミュニケーションが取れることを売りにしています。
ヘッドセットがなくても体験可能
Hubsは現在テスト版で、誰でもアクセスできるようになっています。VR空間でコミュニケーションをとるソーシャルVRに、ユーザーが簡単に参加できることを目指しています。
Mozillaは人々がソーシャルVRで集まるために、他のユーザーとVRヘッドセットを揃えたり、追加のソフトをインストールしたりする手間をなくすことを目指しています。今回公開されたHubsはブラウザをベースとしているため、URLにアクセスするだけで参加できます。
VRデバイスはOculus RiftやHTC Vive、Google Cardboardに対応しており、PCやスマートフォンからのアクセス等、VRデバイスがなくても参加することが可能です。
今後数か月で改良を予定
現在のHubsは、非常にシンプルな作りです。体験者が参加できるVR空間はあらかじめ設定されており、個人でアバターを作れないようになっています。そのため、現時点では、アバターが使える他のソーシャルVRと比べて魅力的ではないかもしれません。
しかしMozillaは、将来的に改良を予定しているとのこと。今後数か月のうちに、VR空間をカスタマイズしたり、アバターを編集したり、他のコミュニケーションツールとHubs内の体験を共有したりする機能を追加するとしています。
興味を持った方は、ぜひHubsのウェブサイトにアクセスしてみてください。
(参考)techradar