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活用事例 2017.01.29

マイクロソフトHoloLens、全世界への出荷台数は“数千台”か

マイクロソフトのMRデバイスHoloLensの出荷台数は数千台となる見込みです。HoloLensはアメリカ、カナダへは2016年3月末より出荷を開始したのち、ヨーロッパ等でも販売、日本では2017年1月から出荷が始まったばかりです。

HoloLensは、装着すると現実空間にウィンドウや3Dモデルなどさまざまなデジタル情報を配置することができます。いわゆる情報を投影するだけの多くのARデバイスとは異なり、現実空間を認識し、空間に「置く」ことができる一体型のデバイスである点が特徴です。コンピューティングの未来を体現するデバイスとしてビジネス、日常、エンターテイメントさまざまな分野で注目を集めています。

https://www.youtube.com/watch?v=KXkmyhoIcGQ

数千台という数字は、米メディアThe Inquireの取材に対してマイクロソフト社HoloLens担当コマーシャル・マネージャーのロジャー・ウォークデン氏が明らかにしたものです。

ウォークデン氏は、「HoloLensは高価なため、数十万台、数百万台売れるものではないと考えています。数字は言えませんが、数十万台ではなく、数千台です。私たちはこの数字に満足しています。」と述べています。

今後の計画についてはウォークデン氏は、「ロードマップがある」、「今のHoloLensはバージョン1に過ぎない」などと仄めかしつつも、具体的な言及はなかった模様です。

マイクロソフトは、HoloLensで採用されている空間を使ったユーザーインターフェースを「Windows Horographic」と呼んでおり、このUIを使ったPC向けVRヘッドセットが2017年中にレノボやデル、HP等から発売予定です。

https://www.youtube.com/watch?v=Gu09UWqS8-Q

また、2016年12月2日に日本でHoloLensの予約が始まった際は、「国内予約数は西欧など6カ国合計の3倍超」(ITpro)との発表もありました。

マイクロソフトの展開だけでなく、出荷されたHoloLensでどのような活用法が登場するのか、今後の動向に注目が集まります。

(参考)

http://www.theinquirer.net/inquirer/news/3003380/microsoft-hololens-firm-admits-sales-figures-are-in-the-thousands


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