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HoloLens 2019.01.01

HoloLensが在庫切れ 次世代モデル登場はあるのか

マイクロソフトのMRデバイスMicroSoft HoloLensが、在庫切れによる販売停止となっていることが判明しました。販売が停止となっているのはMicroSoft HoloLensの開発者向けモデルです。在庫切れの状態は、2018年12月31日現在も継続しています。

HoloLensは、目の前の現実世界と3Dのホログラムの世界を融合して体験することが可能になります。MicroSoft HoloLensは、2016年にアメリカで開発者版が、3,000ドル(日本国内では333,800円)で発売されました。同年後半には法人向けモデルが5,000ドル(約555,800円)でリリースされました。日本では、2017年1月から正式に発売されています。

一時期は、法人向けモデルも在庫切れに

開発者向けのHoloLensが販売停止となった正確な日時は判明していません。Road to VRは、販売停止が始まった日付は不明としつつ、販売停止が続いている期間を「数週間」と報じています。

米Road to VRによると一時期、法人向けのHoloLensも在庫切れによる販売停止となっていたとのことです。法人向けモデルの販売は、2018年12月31日現在、日本でもすでに再開されています。

リセラー(再販業者)側でも在庫切れ

MicroSoft HoloLensの在庫切れと販売停止について、2018年12月31日現在、マイクロソフトは公式の発表を行っていません。販売停止の理由について、Road to VRがマイクロソフトに問い合わせたところ「MicroSoft HoloLensの両モデルは只今、在庫切れのため購入できません。リセラー(再販業者)かレンタルサービスをご利用ください」と説明されたとのことです。

Road to VRはその後アメリカとカナダのリセラーにも連絡したものの、両国の業者からも在庫切れを通知されたとのことです。

次世代HoloLens登場の前触れか

Road to VRは販売停止の理由として、次世代版MicroSoft HoloLensの開発が終了し、公開が間近に迫っている可能性を有力視しています。

次世代版MicroSoft HoloLensの詳細は、新型HPU(※)と次世代のKinectが搭載されるという情報以外、ほぼ明らかになっていません。外観や価格なども一切未公表です。発売日も明かされていませんが、Road to VRを含む複数のVRメディアは、2019年に何らかの動きがあるものと推測しています。

(※HPU:Holographic Processing Unit。マイクロソフトが独自開発したMicroSoft Hololens用のホログラフィック専用チップ)

次世代HoloLensについて判明している事実

次世代版MicroSoft HoloLensの情報が初公開されたのは、2017年です。2017年7月、マイクロソフトは、次世代版MicroSoft HoloLensに搭載するための新型HPU(※)を開発中と発表しました。2018年2月にはマイクロソフトは、次世代版HoloLensの開発は進行していると断言し、新型HPUにはAIが内蔵されることを発表しました。

2018年5月には、MicroSoft HoloLensの開発者のアレックス・キップマン氏が自身のブログで、同月に発表された第4世代型Kinect「Project Kinect for Azure」について「次のバージョンのHoloLensに新たな可能性を与える」と語り「Project Kinect for Azure」とMicroSoft HoloLensの関連性を示唆しました。

(参考)Road to VR

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