マイクロソフトはロンドンで行われたカンファレンスイベント「Future Decoded」で、一体型MRデバイスHoloLensを、EUを含む、29ヵ国で開始することを発表しました。
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HoloLensは透過型のMRデバイスです。現実空間の構造を把握し、机の上に3Dモデルを置いたり、壁にウィンドウを表示させたりすることができます。HoloLensで配置した3Dモデルは歩きまわって見ても、しっかりと固定されたように見えるため、まるで現実に存在するかのような感覚で見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=MbgL5XPFXAQ
販売国の拡大
HoloLensは現在、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、アイルランド、日本、ニュージーランド、英国、および米国でのみ公式に販売されています。
今回の発表ではさらに、オランダ、ノルウェー、スイス、オーストリア、スウェーデン、デンマーク、イタリア、スペイン、ベルギー、フィンランド、ルクセンブルク、ポーランド、リヒテンシュタイン、アイスランド、エストニア、チェコ共和国、ラトヴィア、スロバキア、リトアニア、ルーマニア、ハンガリー、ポルトガル、ブルガリア、トルコ、クロアチア、ギリシャ、マルタ、キプロス、スロベニアでの販売が行われることになります。
価格は、通常版が3,300ユーロ(約43.5万円)と、日本や米国と単純に比べるとやや高めに設定されています。
現在、HoloLensは建築、製造、教育や医療など様々なビジネス領域で活用が模索されています。サポートの行われる国が増えることで、さらに活用が促進されます。
マイクロソフトが直近で公開したビジネスにおけるHoloLensの活用事例を紹介した動画
(参考)
Microsoft to Expand HoloLens Availability to 29 More European Markets in December/ROADTOVR(英語)
https://www.roadtovr.com/microsoft-expands-hololens-availability-29-european-markets-december/