(※本記事は2018年1月に執筆・掲載されたものです。2019年時点の最新記事は、こちらのページで読むことができます。)
Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRといったハイエンドなVRデバイスが出揃って1年が経ち、さまざまな場所や分野で利用されるようになってきました。2017年の下半期にはマイクロソフトのヘッドセット「Windows Mixed Reality Headset」も発売され、高品質なVR体験ができるデバイスに触れる機会も増えてきたと言えるでしょう。
今回は高品質な体験ができるVRヘッドセットを紹介し、価格やスペックなど、さまざまな面から比較します。
目次
1.ハイエンドVRとスマホVRは何が違うのか?
2.代表的なハイエンドVRヘッドセットを紹介
2-1.Oculus Rift
2-2.HTC Vive
2-3.Windows Mixed Reality Headset
2-4.PlayStation VR
3.スペックなど一覧表
4.価格と必要なPCスペック
5.ディスプレイとしての性能は?
6.ポジショントラッキング
7.コントローラー
8.装着感
9.コンテンツやプラットフォーム比較
ハイエンドVRとスマホVRは何が違うのか?
ハイエンドなVRヘッドセットは画質やリフレッシュレートが高く、滑らかで自然なVR体験が可能です。どのデバイスも快適にVRを体験できるように配慮されており、体験の質という点ではスマートフォンを利用したVRとは大きく変わります。
また空間におけるプレイヤーの位置を検出する「ポジショントラッキング」や、コントローラーを介して手をVR内で自由に動かせる「ハンドトラッキング」など、よりVRへの没入感を高める機能も搭載されています。
代表的なハイエンドVRヘッドセット一覧
2017年現在、日本国内で入手できる代表的なハイエンドVRヘッドセットを4種類紹介します。
Oculus Rift
米フェイスブック傘下のOculus社によるVRヘッドセット「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」。同社はここ数年にわたるVRブームの火付け役であり、業界をリードしている会社です。Oculus Riftや配信されているコンテンツのクオリティは総じて高めです。ヘッドホンも一体型なので別で用意する必要がありません。装着感も重量を感じさせないものですが、ヘッドセットが小さく、眼鏡を利用している場合、眼鏡が入らない場合があります。
HTC Vive
ゲーム配信プラットフォーム「Steam」を運営するValveと、台湾のHTCが提携して開発されたのが「HTC Vive(エイチティーシー・ヴァイヴ)」です。最大で対角線5m分の空間を自由に歩き回ってVRを楽しめる「ルームスケール(部屋サイズ)」のVR体験ができます。また、商用利用を認めていることから、多くのVR体験施設で使われています。
装着感は通常購入した場合、ベルトでの装着となります。重心がやや前にあるためヘッドセット自体の重さを感じるほか、装着にもやや手間取ります。別売の「デラックス オーディオ ストラップ」(税抜12,500円)に換装すると、重心が安定するため重みを感じなくなる上、ヘッドホンも内蔵され、装着も非常に簡単、と大幅に装着感が改善します。
Windows Mixed Reality Headset
Windowsなどで知られるマイクロソフトとさまざまなメーカーが提携して製造している「Windows Mixed Reality Headset(MRヘッドセット)」。
マイクロソフトは現実の上に情報を載せるAR(拡張現実)や、VRを全てまとめて「Mixed Reality(MR)」と呼称しています。その中でもディスプレイで視界を覆い、没入型のVRを体験できるものが、下記の「Windows Mixed Reality Headset」となります。比較的低スペックなPCでも動くこと、多様なデザイン・価格帯から選べることが魅力です。AcerやDell、Lenovo、HP、そして日本のメーカーでは富士通が販売しています。解像度などの基本的な性能は同じですが、ヘッドセットのデザインは異なり、装着感は各デバイスによって違います。
PlayStation VR(PSVR)
PlayStation 4(PS4)と接続してVRが楽しめる、PlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)も選択肢のひとつです。こちらはゲーム機であるPS4を使用するタイプ。Oculus RiftやHTC Vive、MRヘッドセットと同じく、高クオリティなVR体験ができます。PCなどの機材とセットで合わせて揃える場合、トータルの費用面で優れています。
スペック一覧表
各種ヘッドセットの違いがひと目で分かる比較表は以下の通りです。また、MRヘッドセットはサムスンの「Odyssey」を除き、重量・デザイン以外は共通のスペックとなっています。
Oculus Rift |
HTC Vive |
MRヘッドセット |
PSVR |
|
国内価格 |
50,000円 |
84,110円 |
53,460円~ |
48,578円 |
解像度 |
1080×1200 2枚 |
1080×1200 2枚 |
1440×1440 2枚 |
1920 ×1080 |
リフレッシュレート |
90Hz |
90Hz |
60Hz / 90Hz |
90Hz / 120Hz |
視野角 |
110度 |
110度 |
90度~105度 |
100度 |
重量 |
470g |
468g |
440g~ |
600g |
機器 |
PC |
PC |
PC |
PS4 |
位置トラッキング |
アウトサイドイン方式 |
アウトサイドイン方式 |
インサイドアウト方式(外部センサー不要) |
アウトサイドイン方式(付属のPlayStation Cameraを使用) |
付属品・同梱物 |
Oculus Touchコントローラー×2 |
Viveコントローラー×2 |
Windows Mixed Realityモーションコントローラー×2 |
PlayStation Camera |
プラットフォーム |
Oculus Store Steam |
Steam Viveport |
Windows Mixed Reality Steam |
PlayStation Store |
続けて、それぞれの項目などの解説・比較をしていきます。
価格と必要なPCスペック
価格面では税込でPSVRが48,578円、Oculus Riftが50,000円、MRヘッドセットが53,460円から、となっています。HTC Viveの84,110円を除いてあまり大きな差はありません。
しかし、本体の価格以上に気にしなければいけないところがあります。VRヘッドセットを動作させるためのPCやゲーム機、そして周辺機器を合わせた総価格です。VRヘッドセットはそれ単体では動作せず、VRを体験するにはPCやPS4などが必要となります。
PCと接続するVRヘッドセットは、いずれもPC側に一定以上のスペック(性能)が求められます。たとえばOculus RiftやHTC Viveを快適に体験できるスペックのPCは、おおむね価格が10万円以上となっています。
マイクロソフトのMRヘッドセットは必要スペックがかなり低めに設定されており、一般的なPCでもVRを体験できますが、その場合は表示フレームレートやグラフィッククオリティが低下し、同時に起動できるアプリケーションの数が3つに制限されます。より快適にVRを体験したい、またはVR対応のゲームをプレイしたい場合、Oculus RiftやHTC Viveなどと同じく、一定以上のスペックを持つPCが必要です。
またPSVRの場合、PS4はPro含むどのモデルを使用しても動作します。
ゼロから揃える時の総価格は、最小構成の場合は以下の通り(※)。
・Oculus Rift……本体50,000円 + PC約110,000円~ = 約160,000円以上
・HTC Vive……本体84,110円 + PC約110,000円~ = 約185,000円以上
・MRヘッドセット……本体53,460円~ +PC約 65,000円~ =約120,000円以上
・PSVR……本体48,578円 + PS4(500GB)32,378円 = 80,956円
したがってゼロから揃える場合、価格面ではPSVRが一番安く済むと思われます。しかし、それ以外のVRヘッドセットもVR用のハンドコントローラーが付属していたり(PSVR用のハンドコントローラーであるPS MoveはPSVRに付属せず)、トラッキングできる範囲が異なるなどの違いがあります。
(※)PC価格について、Oculus RiftとHTC Viveの対応PCはマウスコンピューターのLITTLEGEAR i310SA10-SP(税込107,784円)、MRヘッドセットはマウスコンピューターのLM-iHS320B(税込64,584円)を参考とした。また、MRヘッドセット用の構成はVRゲームを快適に体験できるWindows Mixed Reality Ultraではなく、通常のWindows Mixed Reality相当としている。MRヘッドセットでOculus RiftやHTC Vive相当の体験をしたい場合、HTC Viveの最小スペックとほぼ同様の要件を満たすPCの使用を推奨する。
PCに必要な最小スペック一覧
また、各種PC向けVRヘッドセットの最小スペックは以下の通り。MRヘッドセットは60Hzで動作する「Windows Mixed Reality」と、VRゲームなどを体験するのに適した90Hzで動作する「Windows Mixed Reality Ultra」の2種類の動作要件を持つため、それぞれ併記しています。
Oculus Rift |
HTC Vive |
MR |
MR Ultra |
|
OS |
Windows 8.1以降 |
Windows 7 SP1以降 |
Windows 10 Fall Creators Update以降 |
Windows 10 Fall Creators Update以降 |
CPU |
Intel Core i3-6100、またはAMD Ryzen 3 1200、FX4350以上 |
Intel Core i5-4590、またはAMD FX 8350以上 |
Intel Core i5-7200U以上 |
Intel Core i5-4590、またはAMD Ryzen 5 1400以上 |
GPU |
NVIDIA GTX960/1050Ti、またはAMD Radeon RX 470/R9 290同等以上 |
NVIDIA GTX970/1060、またはAMD Radeon RX 480/R9 290同等以上 |
Intel HD Graphics 620以上のDX12対応GPU |
NVidia GTX 960/1050、またはAMD RX 460/560以上のDX12対応GPU |
メモリ |
8GB 以上 |
4GB 以上 |
8GB 以上 |
8GB 以上 |
ポート |
HDMIポート×1 |
HDMIポート×1 |
HDMIポート×1 |
HDMIポート×1 |
要求スペックを比較してみると、Oculus RiftとHTC Vive、MRヘッドセットのハイクオリティ設定「Windows Mixed Reality Ultra」はほぼ横並びです。
ディスプレイとしての性能は?
ディスプレイの解像度は通常のMRヘッドセットが片目1440×1440となっており、Oculus RiftやHTC Viveの片目1080×1200より高スペックです・しかし、一方でMRヘッドセットは液晶(LCD)を用いているため、Oculus RiftやHTC Vive、PSVRとは発色や見え方が異なる点には注意が必要です。
PSVRは両目の解像度でこそ他のVRヘッドセットに劣りますが、有機ELのRGBがすべてそろっているものを使用しているため、他のヘッドセットが採用している画素の配列方式の「ペンタイル方式」と呼ばれるものに比べて、色がきめ細やかに表現されるという特徴があります。
Oculus Rift |
HTC Vive |
MRヘッドセット |
PSVR |
|
解像度 |
1080×1200 2枚 |
1080×1200 2枚 |
1440×1440 2枚 |
1920 ×1080 |
リフレッシュレート |
90Hz |
90Hz |
60Hz / 90Hz |
90Hz / 120Hz |
視野角 |
110度 |
110度 |
90度~105度 |
100度 |
描画の滑らかさを表すリフレッシュレートは、MRヘッドセットを除いていずれも90Hz以上と、十分滑らかに映像を映すことができます。一方でMRヘッドセットのリフレッシュレートは、Windows Mixed Reality対応PCの場合60Hzまでとなっているため、他のヘッドセットと比較すると引っかかりを感じます。Windows Mixed Reality Ultra対応PCであれば90Hzで動作するので、快適にVRを体験したい場合はWindows Mixed Reality Ultraに対応したPCをオススメします。
見える範囲を表す視野角も、いずれのヘッドセットも110度から100度の範囲でおおむね変わりません。ただし、MRヘッドセットはWindows Mixed Reality Ultra相当でないPCに接続した場合は90度と狭めになります。
ポジショントラッキング
Oculus RiftやHTC Vive、PSVRなどのVRヘッドセットはヘッドセット外部のセンサーを利用したトラッキング方式を取っています。これに対してMRヘッドセットは本体のカメラ等を利用し、外部センサー不要でのポジショントラッキングを行うことができます。
Oculus Rift |
HTC Vive |
MRヘッドセット |
MRヘッドセット |
PSVR |
|
位置トラッキング |
アウトサイドイン方式 |
アウトサイドイン方式 |
インサイドアウト方式(外部センサー不要) |
インサイドアウト方式(外部センサー不要) |
アウトサイドイン方式(PlayStation Cameraを使用) |
VRを体験している人の位置の追跡(トラッキング)に関し、PlayStation VRはプレイヤーの正面に1つ、Oculus Riftはやや離れた正面に2つカメラを設置します。PlayStation VRとOculus Riftは正面しかセンサーがカバーしないため、真後ろを向くとトラッキングが行われない死角があります(Oculus Riftはセンサーの数を増やすことで死角を消すことが可能)。また、HTC Viveは体験するスペースの対角線上にベースステーションと呼ばれる装置を取り付けることで体験する人の位置を検出しています。
HTC Viveは「ベースステーション」と呼ばれるセンサーを2つ設置してトラッキングを行います。対角線5mの範囲で自由に寝転んだり歩いたりできる「ルームスケール(部屋サイズ)」での体験が可能です。Oculus RiftもルームスケールでのVR体験は可能ですが、バラ売りされているセンサーがもう1つ追加で必要になります。
上記のように、HTC ViveやOculus Rift、そしてPSVRは付属の外部センサーを使用します。一方MRヘッドセットはセンサー無しでVR体験が可能になっているため、セットアップはMRヘッドセットが手早く準備できるでしょう。
コントローラー
Oculus Riftのコントローラーは専用の「Oculus Touch」を使用します。本体を購入するとセットで2つ付属し、左手用と右手用で対称的な形になっています。
HTC ViveのViveコントローラーはスティック型。こちらも本体を購入すると2本セットで付属してきます。
PSVR向けのPlayStation Move モーションコントローラー(PS Move)は別売で1本税込5,378円。こちらもスティック型のコントローラーです。
MRヘッドセット用のWindows Mixed Reality モーションコントローラーは基本的に本体に同梱(コントローラーと本体別売のケースもあり)。Oculus TouchとSteam VRコントローラーを足して割ったような形状をしています。
コントローラーの重量を比較するとPS Moveが148gと最も軽いのですが、筆者の体感で最も軽く感じたのはOculus Touchでした。Steam VRコントローラーは実数値でも最も重く、MRヘッドセット用のコントローラーはその中間といった印象です。
コントローラーのトラッキングはいずれも問題ないと感じました。一方でMRヘッドセット用のコントローラーのトラッキングは、MRヘッドセットに埋め込まれたセンサーで行われるため、体験者から見て正面の範囲内でしか手が動かせないという条件があります。その点少し自由度の下がる印象があります。
装着感
ヘッドセットを実際に装着してみたところ、一番「軽い」と感じたのはOculus Riftです。重量そのものはHTC Viveの最新型や、MRヘッドセットの軽めのモデルとあまり差はないのですが、頭部に固定するストラップの形状や重心によるものだと思われます。PSVRは600gと最も重いものの、こちらも目立って「重たい」と感じることはありませんでした。
(※MRヘッドセットは数値上は最軽量となっている富士通を使用しました)
Oculus Rift |
HTC Vive |
MRヘッドセット(富士通) |
PSVR |
|
重量 |
470g |
468g |
415g |
600g |
頭の形や骨格次第で個人差がありますので、人によっては「こちらの方が軽い」と感じるケースもありえます。もし購入の際に迷うようなことがあれば、体験会や販売をしている店舗・施設などに足を運んでみるのもよいかもしれません。
コンテンツやプラットフォーム比較
Oculus Riftは専用のストアからコンテンツを購入・ダウンロードできます。また世界最大級のコンテンツ配信プラットフォーム「Steam」でOculus Rift対応のVRゲームを購入しプレイすることも可能です。
HTC Viveも同様に「Steam」でコンテンツを購入できます。「VR」で検索をかけて出てくるコンテンツ数は膨大で、どれを買えばいいか迷ってしまうほど。SteamではOculus Rift対応ソフトよりもHTC Vive対応ソフトの方が多く、かなりの数があります。
PSVRはPlayStation Storeでコンテンツを購入できます。2017年12月末現在、日本のPS StoreのPSVR対応コンテンツは142件(ソフトの拡張・追加パックなど含む)。ゲームだけではなく、動画視聴アプリなども含まれています。日本語対応済みのコンテンツが多数を占めており、またIPもの(版権もの)のタイトルも複数あるので、日本のユーザーも体験しやすいと言えるでしょう。
またMRヘッドセット向けのコンテンツはWindowsストアからコンテンツを購入・ダウンロードする方法とSteamのコンテンツをプレイする方法の2種類があります。Windowsストアでは、コンテンツ数は100本程度とやや少なめです。一方でSteamでは、HTC Viveに対応している数千本のVRコンテンツのほとんどをそのまま遊ぶことができます。開発者がWindows Mixed Realityにソフトを対応したことを示すタグがありますが、実質的にはHTC Viveで体験できるものはコントローラも互換性があるため、そのまま起動できることがほとんどです。(※)
(※)一部、MRヘッドセットで正常に起動できないコンテンツがあることが判明しています。
コンテンツの数ではSteamを利用できるHTC Viveが圧倒的です。SteamはOculus Riftでも利用できますが、SteamはHTC Vive対応ソフトの方が多いため、数の面では一歩劣ります。また、MRヘッドセットはSteamに対応したことにより、MRヘッドセットで体験できるVRコンテンツ数がHTC Viveと同程度に増えています。
まとめ
ゼロからそろえても安価にハイエンドVRが体験でき、PS4さえあれば動作するという点でPSVRはオススメです。セットアップ前にあれこれ考えなくて済むのは大きなメリットであることに違いありません。PSタイトルのVR版などは後ほどSteamでリリースされるケースもありますが、真っ先に発売されるのはPSVR向け。PSタイトルのファンには嬉しいソフトも多数存在しています。
まず、手軽にVRを体験したい人にはMRヘッドセットがオススメです。セットアップが簡単であり、またインサイドアウト・トラッキングにより外部センサーなしでのハイエンドなVRが体験可能です。PCスペックが低くても十分動作しうるところもポイント。ただし他のハイエンドVRヘッドセットと同等の体験をしたい場合、PCにも高スペックが要求されますので、その点には注意が必要です。Steamに対応したことで、HTC Viveのコンテンツがほぼ遊べるようになった点でコンテンツ不足を一気に解消しています。
VR内で「握る」「つかむ」といった、より没入感の深い体験をしてみたい人や、多数のコンテンツから選ぶのではなく高品質なコンテンツを中心に遊びたいという方にはOculus Riftがオススメです。Oculus Touchにより、一段上の没入感を得られることでしょう。コンテンツ数は決して多くはない一方で、Oculus社はプラットフォーム全体の方針としてコンテンツ制作支援への投資などを行っています。その結果、完成度に関わらず自由に投稿できるタイプのプラットフォーム・Steamと比較して高クオリティなものが割合として多くなっています。眼鏡を装着している人は、入らない場合があるので要注意です。
めいっぱいVRを楽しみたいという方にはHTC Viveがオススメです。Steamには膨大な数のVRコンテンツがあり、またルームスケールでの体験は没入感抜群。VRコンテンツの完成度は千差万別ですが、ハイクオリティなものも多数存在します。以前は重量がやや重たいことがネックでしたが、最近はかなり軽量化されているほかデラックスオーディオストラップのような周辺機器も登場しています。PCにも高スペックが要求されますが、それに見合うだけの体験が可能です。
このようにハイエンド向けVRヘッドセットと一口に言っても多数の特徴や違いがあるので、自分の体験したい内容やコンテンツの好み、マシン環境に応じて適したものや興味のあるものを購入することをオススメします。