グーグルは、商品広告などに活用できる3Dコンテンツに関する発表を行いました。発表されたのは、モバイル向けに3Dオブジェクトを表示するフォーマット「Swirl」と3D素材サイトの編集機能強化の2点です。
3Dオブジェクト表示フォーマット”Swirl”
まずは、グーグル初のイマーシブ表示フォーマットとも言える”Swirl”です。Swirlを使うと、3Dのオブジェクトをモバイル向けウェブサイトに表示できます。たとえばオンラインショッピングをする際に、商品を360度あらゆる角度から眺め、購入の参考にすることが可能です。
オブジェクトの拡大や縮小、回転、アニメーションの再生といった操作に対応。グーグルのマーケティングツール”Display and Video 360”内で提供されます。
(スニーカーを回転させて確認したり(左)、スマートフォンの内部を見たり(右)することが可能)
3Dアセットライブラリ”Poly”の編集機能
そして、グーグルの3Dデータ素材ライブラリ”Poly”の新たな編集機能も発表されました。アニメーションの設定変更や背景のカスタマイズ、本物らしい陰影効果などの追加です。オブジェクトの編集をより簡単に、かつハイクオリティにすることで、Swirlを使った広告にリアルなビジュアルを掲載できます。
リリースは2019年夏
これらのツールは2019年夏にリリース予定。グーグルは企業や広告主が、より魅力的で製品購入につながるコンテンツを作れるようになると自信をのぞかせています。3Dアセットに関するグーグルのガイドはこちらで公開中です。
(参考)Google blog