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テック 2018.12.20

「靴」で操作? 靴にはめ込むVRコントローラが登場

ノースカロライナのVRスタートアップ「Brilliant Sole」は、靴の中にはめ込むインソール型のVRコントローラを開発しました。

VR空間を歩き回るとき、現在は手に持ったコントローラのスティックやタッチパッドで操作する方法が主流です。しかしこの方法は、本当の歩く体験とは異なるため、VR体験の没入感を損ねてしまう可能性があります。

Brilliant Soleは、靴自体をコントローラ化することで「歩く体験」の没入感を上げられると考えています。

足を使って、歩くも入力も

Brilliant Soleは今までに、9軸のIMU(慣性測定ユニット)や触覚モーター、Qiワイヤレス充電などの技術を実現してきました。

今回の「靴のコントローラ」には、Brilliant Soleのこれらの主要技術が盛り込まれており、高性能さを誇るとCEO兼創始者のJeff Guard氏は話します。

靴のコントローラの特徴は、以下の3点があります。

1.靴底のどこを押したか測定し、歩く方向やボタンプレスを検出できる。
2.2つの触覚モーターにより、VR空間の地面の感触を表現する
3.ワイヤレス充電できる

また、このコントローラは、靴の中にはめ込んで使えるインソールの形をしています。

これにより、足底からより没入感の高いVR体験ができるだけでなく、手を使わずに足だけで歩く・入力するなどの操作を実現できます。

Brilliant Soleの展望

Guard氏は今後、靴底を使って、ユーザーがどの位置にいるのかを測定して歩行を制御する機能や異なる地面の感触をフィードバックする機能を実現したいと話しています。
より高い機能を実現すれば、ジョイスティックでの操作と比較して、より没入感の高いVR体験をもたらすことが可能だとBrilliant Soleは考えています。

Brilliant Soleは、新機能の実現に向けて、2019年初頭にもクラウドファンディングを始める予定です。

(参考)https://www.roadtovr.com/brilliant-sole-wants-put-vr-controller-shoes/

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