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開発 2020.04.09

無料3Dモデリングツール「Blender」が正式にVR対応、次バージョンで

オープンソースの3Dデザインソフト「Blender」に、VR対応機能が近日中に実装されます。同機能を使用することで、3Dアセットを、自身の目線で好きな角度や距離からチェックすることが可能になります。

次バージョンからVRでアセット確認が可能に

「Blender」のVR対応機能は、次期バージョン“ 2.83”に盛り込まれる予定です。この機能は、OpenXR APIを通じて追加され、統一規格である「OpenXR」に対応するすべてのVRヘッドセットで利用可能になるとのこと。TwitterにデジタルアーティストのLouis du Mont氏が投稿した“テスト映像”からは、VR対応機能を利用して3Dアセットの確認作業を行う様子が確認できます。

「Blender」の開発チームは同ソフトのXR対応について2019年、“我々は(XRに)取り組む、素晴らしいチームを有しています”とコメントしています。このことから、VRによるアセット確認のほかにも、様々な機能の追加が構想されている可能性は高いでしょう。

“非公式”対応の先例も

「Blender」のVR対応は、同ソフトの開発チームのほかにも複数のサードパーティ企業が取り組んでいます。2018年には、日本の株式会社MARUI-PlugInが、「Blender」をXRに対応させるプラグイン「 Blender XR」をリリースしました。同プラグインは無料でダウンロード可能です。

(参考)Road to VR

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