5月14日、小型の有機ELを製造しているeMagin社の副社長Dan Cui氏がtwitterで投稿したツイートが、VRコミュニティの関心を集めました。片眼2K×2Kの解像度という高性能なVRデバイス。Road to VRが報じているところによると、Oculus VR社の最高技術責任者ジョン・カーマック氏も、興味を示しています。
2K x 2K resolution per eye #VR pic.twitter.com/NMPI2u4kLj
— Dan Cui (@dcuinh) 2015, 5月 14
こちらが、現在判明しているスペックです。
・片眼2K×2K解像度のディスプレイ
・視野角80°と
・跳ね上げ式
・受動部品回路の高密度実装による身に着けやすい構造
・ジオプトリ設定が可能
eMaginは主に軍事向けのディスプレイを開発してきており、一般消費者向けの製品は長らく開発していませんでした。カーマック氏は、「eMaginの製品は120hzのリフレッシュレートを誇る点などが強みだ」とし、今回公開された新しいプロトタイプのスペックについて「素晴らしい」とコメントしています。cui氏は、6月のはじめにあるSID ExpoとAWE2015でデモストレーション行うと発表していますが、新しいプロトタイプがOculus Riftのようにレイテンシ(描画遅延)の低い快適な描画を実現しているか、気になるところです。
(参考)
eMagin Announces 2K×2K ‘Flip Up’ VR Headset, Demoing at AWE 2015 – Road to VR(英語)
http://www.roadtovr.com/emagin-announces-2kx2k-resolution-vr-headset-demoing-at-awe-2015/