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VR動画 2017.06.20

より良いコンテンツ制作へ YouTube、360動画にヒートマップ表示機能実装


360度動画が徐々に増えてきて、わたしたちの動画の楽しみ方は変わりつつあります。しかし、まだ「こういう360度動画が面白い」という撮影手法、演出などは確立されたものがありません。

ユーザーの反応を見ながらどのような作品作りをするか考えることが重要となりますが、360度を見回すことのできる360度動画は、動画を投稿している側がプレイヤーが動画のどこを見ているか把握することが難しいという問題があります。

YouTubeは今回、ビューワーが360動画でどこを集中して見ているかを色で表示するヒートマップ機能を新たに追加しました。

ビューワーがどこを見ているか色で表示

YouTubeが新たに追加したヒートマップ機能により、ビューワーが360度動画内でどこをどのくらいの長さで見ているかを色で確認することができ、動画制作者は動画のどこに重点を置くべきか判断しやくなります。

同機能はPVが1000以上ある360度動画で利用することができます。

YouTubeは他にも、360動画制作がしやすくなるよう、以下のようなアドバイスも提供しています。

ユーザーは前方90度に動画閲覧時間の75%を使っているので、360度動画で前方画面に重点を置くこと。

・動画の注目してほしい部分を見てもらえるように、マーカーなどを使ってビューワーの注目をひくこと。

・グーグルのCardboardでは他のプラットフォームよりも調整に数秒かかることがあるなどプラットフォームの違いを考慮して動画を制作するようにすること。

360度動画制作の手助けをしてくれる新しい機能の追加により、さらに良質な動画が作られることが期待されます。

(参考)
YouTube 公式ブログ https://YouTube-creators.googleblog.com/2017/06/hot-and-cold-heatmaps-in-vr.html (英語)

YouTube Analytics To Show Where People Look In 360-Degree Videos
https://www.vrfocus.com/2017/06/YouTube-analytics-to-show-where-people-look-in-360-degree-videos/ (英語)

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