中国で終末期医療がテーマのVRドキュメンタリーが制作

2016年環球公益フェスティバルにて、中国の360度カメラメーカーUpano社によるターミナルケア(終末期医療)をテーマにしたVRドキュメンタリー映画『摆渡人』が展示されました。

ターミナルケアは、患者が亡くなるまでの時間に、苦痛を減らし、生活の質を上げるための医療ケアです。1967年7月、ロンドンにて現代ホスピスの基礎となるセント・クリストファー・ホスピスが創立されて以来、イギリスではケアを行うホスピスが200施設以上建設され、アメリカでは2,000施設ほどあります。一方で中国ではまだ10施設に達していないとのこと。

『摆渡人』は360度動画で、臨終に近い人の生活を記録し、それによって視聴者たちに生命の意味を体験し、ターミナルケアへの恐怖心と誤解を解くことを目的としています。

プロデューサー兼監督の董宇辉氏はこう述べています。

「『摆渡人』のロケ地である松堂ホスピスは中国最初のホスピスです。このホスピスはさまざまな理由で7回も移転を余儀なくされました。中国において、人々は臨終という話を避けて、直面しないようにしています。

しかし、実際ホスピスには毎日明るい雰囲気が満ちています。VRを用いて、視聴者たちにボランティアや患者の立場を体験してもらい、命が果てるときに希望を実現したい気持ち、そして希望を実現させたい気持ちをわかってもらいたいと思います。私たちはこの映画で、VR映画が社会を動かす力を秘めているということ証明したいと思います。」

2016環球公益フェスティバルのゲストと観客たちはこの映画に対して高く評価した、と中国のVRメディア87870は報じています。

(参考)

临终关怀VR纪录电影《摆渡人》环球公益盛典首映引关注

http://news.87870.com/xinwennr-17152.html

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。

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この記事を書いた人

  • 日本語学科在籍の中国人です。機械と技術にロマンを感じながら、世界を変える可能性が潜んでいると信じています。来年の日本留学に期待し、日々ワクワクしています

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