Wargaming社が運営するオンライン海戦ストラテジーゲーム「World of Warships(WoWs)」は、イギリス・ロンドンにある造船所「Chatham Historic Dockyard」協力のもと、360度動画「VR 体験: HMS Cavalier」プロジェクトの発表をしました。
本プロジェクトは、第二次世界大戦で使用された最後のイギリス海軍C級駆逐艦HMS Cavalierをグーグル社がリリースしているギャラリーアプリ『Google Arts & Culture』のプラットフォームを使用することで、360度見回しながら歩けるバーチャルツアーが体験できます。
今回のバーチャルツアーでは、司会のダン・スノー氏とWargamingのミリタリースペシャリスト、リチャード・カットランド氏の案内のもと、「機械室や作戦室」といった普段見ることができないような部屋を見たり、機器の解説を聞いたりすることができます。
作戦室は本艦の目と耳であり、神経中枢でもあります。第二次世界大戦中は、ソナーとレーダーの情報を統合する「戦闘情報質」と呼ばれていました。
本艦に搭載されている最高9.5マイルの射程距離を持つ「A砲」は、Cavalier元搭乗員であり作家のバリー・ネール氏の解説とともに眺めることができます。こうした歴史的な戦艦や当時の話を360度動画を通して見ることで、実際に現地に行ったような体験ができるのは嬉しいですね。
なお360度動画を活用した観光は、株式会社360Channelが提供している360度動画配信サービス「360Channel」にて、国の重要無形民俗文化財である、秋田県「男鹿のナマハゲ」なども行われています。