WorldVisによる50m×50mのトラッキングシステム、UnityとUE4に対応して発売

アメリカの企業WorkdVisは2016年6月に、同社の開発する倉庫スケールのトラッキングシステム(PPTシステム)を、UnityとUnreal Engine4に対応させてリリースすることを発表しました。これらのゲームエンジンにで開発できるVRデバイスでPPTシステムを使えば、50m×50m程度の範囲での広範囲なトラッキングが可能となります。価格は1万5千ドルからです。

https://www.youtube.com/watch?v=U_Jwk1698pQ

Precision Position Tracking(PPT)システム

WorldVis

WorldVisは1990年代からVR技術の研究・開発を行ってきた会社です。PPTシステムは、彼らが長年開発をしてきたシステムで、以下のような特徴があります。

50m×50mという倉庫規模のトラッキング範囲
最大10人(個)同時にトラッキング可能
・毎秒240回の位置測定を行うカメラで、数ミリメートル単位の正確なトラッキング
・軽くてどこにでもつかられる位置センサー(写真内の白い球体)
・軽くて使いやすい、専用のハンドトラッキングコントローラー

今回の発表はこのPPTシステムを、Unity 5とUnreal Engine 4上で使用できるようにするというもの。UnityやUnreal Engineは、VRコンテンツの開発において頻繁に用いられるゲームエンジンです。

PPTシステムはこの発表を持って、1万5千ドル(およそ150万円)から販売を開始。カメラやセンサーの数に応じて価格は変わるとのこと。UnityとUnreal Engineへの対応は、来月6月末までにリリース予定です。(WorldVis公式サイト内PPTのページ

https://vimeo.com/136629360

(PPTを用いて、広い部屋を歩き回っている)

より広範囲を精確に動きまわることを可能にするVR向けのシステムはOptitrakUnlimited Corridorなど様々なものが登場しています。その範囲と正確さ、価格がデバイスによりかなり異なるため、それぞれしっかりと見極めたいところです。

(参考)
WorldViz Brings “Warehouse-Scale” Motion Tracking to an Array of VR Headsets via New Unreal and Unity Integrations – WorldVis公式ブログ
http://www.worldviz.com/motion-tracking-unreal-and-unity-integrations/

この記事を書いた人

  • 1tQ5TzRU

    工学専攻の大学生。好きな科目は国語。趣味は歌などの創作でボーカロイドも使います。SAOのような物語が引き起こす、自他の文脈や人と世界の関係の集積へダイブすることを切望して止みません。将来もVRの傍に立っていたいと思います。

    Twitter:@yunoLv3

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