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ゲーム・アプリ 2016.09.18

【Gear VR】魔法バトルを繰り広げるオンライン対戦!『Wands』

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様々な伝承が残るロンドン。その街の隠れ家で魔法を組み上げ、人知れず他の魔術師たちと戦う……。今回は、そんな体験ができるアクションゲーム『Wands』を紹介します。

魔術師の隠れ家、年代を意識した雰囲気

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ここがプレイヤーが最初に訪れる、魔術師の隠れ家です。操作説明はウィンドウではなく黒板、スタッフの表記は棚の上の紙、キャラクター選択は指名手配の紙を調べ、BGMはオルゴールを鳴らす……。部屋が狭いことでさえ、雰囲気を構築する要素のひとつになっています。世界観を壊さない、徹底した雰囲気づくりがうかがえます。

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棚の左側にあるこの机は対戦で使う魔法を編成する場所です。机の上の杖をタップし、正面のボードの左右にある、絵のような記号が書かれた部品を杖にセットします。さまざまな魔法の部品を組み合わせて杖を作る工程、ワクワクする人もいるのではないでしょうか。

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魔法の編成ができたら、さっそく対戦……の前に、魔法を使う練習をしておきましょう。棚の右側には地下へ続く縦穴があるので、そこから地下の練習場に行くことができます。まさに隠れ家といった雰囲気が出ています!

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練習場は地下通路の一部になっているようです。練習用の案山子が立っており、魔法を使うことができます。この練習スペースひとつでも、周りを見渡してみると探検したくなるような作り込みがされています。

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練習が済んだら、いよいよ対戦です。部屋に戻って、魔法の編成をする机の隣にある、この装置の円形の取っ手を回すと…

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なんの変哲もなかった部屋の壁の一部が、突然ワープホールに変わります!ここから対戦に行くことができるようになります。

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戦場も人目につかないような、雰囲気のある場所ばかりです。ここで相手と魔法を出し合う、魔術師たちの緊張感ある戦闘が繰り広げられます!

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中にはこんな、人気のない豪華な宮殿のステージもあります。下の階と上の階に分かれており、広く見晴らしがいいようで障壁が多い。雰囲気を出しながらも癖のあるステージになっています!

ロンドンの陰での、魔術師たちの対戦と緊張感!

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このゲーム、実際は常に周りを警戒し、相手より先に見つけ不意打ちを狙うという、かなり緊張感のあるゲームになっています。やられる前にやる、やり返される前に逃げる!

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お互いの姿が見えていないときこそ、いつどこから来るか予想できないため、緊張感に包まれます。今移動するべきか、移動した先が敵の目の前だったら……。しかしその考えは相手も同じ。この駆け引きがこのゲームのキモです!

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うまく相手の不意をつくのがベストですが、どうやったら不意をつけるのか?このゲームはVR、つまり実際にプレイヤーが見ている方向がキャラクターの向いている方向です。なので、相手キャラクターがこっちを向いていなかったら、相手はまだこちらに気づいていない可能性が高いです。

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相手に先手を取られて突然攻撃を受けたときは驚きますが、まだこちらに気づいていない相手を見つけるとなかなかいい気分になれます。気づかれないうちに、えげつない魔法のコンボを決めましょう!

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地形も戦術に影響してきます。手元から魔法を撃ち出す攻撃は、相手まで射線が通っていないと当てることができません。相手の思考を読んで、攻撃の届く範囲内かつ相手になるべく見つからずに攻撃を当てることのできる場所を考えましょう。

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地形の死角と魔法の特徴を利用して、相手の予想していなかった場所から攻撃したり……。戦略を組み合わせた手に汗握る対戦ができるゲームです!

遊び方の流れ

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興味はもってもらえたでしょうか?ここからはゲームを始めてからの遊び方や、操作方法を説明します。日本語には非対応のゲームですが、基本的な操作がわかれば楽しめます。

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対戦に行く前に、最初のほうで軽く紹介したとおり、机で魔法の杖を編成します。杖には魔法を4つまでセットすることができます。魔法は最初は5つしか選べませんが、対戦を繰り返し、お金を手に入れることで、新しい魔法が使えるようになっていきます。

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このゲームではオンラインでの対戦がメインとなります。見知らぬ人と対戦するか、友達と対戦するか……。「PRACTICE」を選ぶとひとりで遊ぶこともできます。まず感覚を掴んでみたいというときや、なかなか戦ってくれる人がいないという場合は、「PRACTICE」でも十分遊べます(ただしこの「PRACTICE」のNPCは強いので、勝てなかったら気負わずにオンラインを遊んでみるのもアリです)。

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対戦では様々なステージがあり、練習場よりずっとステージが広いです。戦闘システムはFPS(1人称のシューティングゲーム)に似ており、移動はテレポートを使ってポイントごとに移動します。移動先は、目の届く範囲の青く光っている場所すべてにワープすることができます。

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対戦時は、タッチパッドをスライドすれば魔法の選択画面を表示させることができます。テレポートも攻撃の魔法もすべてこの画面で切り替えなければならないので、なるべく慣れておきましょう。また、この画面の左側の赤いゲージが体力、右側のゲージが魔力で、体力は相手の攻撃を受けると減り、魔力は自分が魔法を使うと減ります。魔力は時間経過で回復します。

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相手を見つけたら、魔法を選んで攻撃!しかし、相手がこっちに気づいていると、逃げられてしまったり防御の魔法を使われてしまうことがあります。なるべく相手の不意をつくようにしましょう。

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相手からの攻撃が自分に当たると、自分の体力が減ってしまいます。体力がなくなると負けてしまうので、攻撃ばかりではなく、時には逃げたり防いだり臨機応変に対処しましょう。

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対戦に勝つとお金(RELIC DUST)が貰えます。これを使えば新しい魔法が使えるようになります。部屋に戻ったら、魔法の編成画面で欲しい魔法を選択して、説明文右下の「BUY」をタップすると使えるようになります。

魔法ファンタジー好きにはたまらないゲーム

筆者はファンタジー好きなので、このゲームはとても気に入りました。まず雰囲気がとても細かく徹底して作られていました。狭い部屋も、地下の練習場への入り口も、魔法の杖を組み上げる工程も、とてもこだわりが見えます。ファンタジーの魔法使いが好きな人には、ぜひオススメしたいゲームです。

さらに対戦では戦略性と緊張感のある戦いができます。本来筆者はこういった緊張感のあるゲームは少し苦手です。しかし、このゲームは隅から隅までファンタジーの雰囲気を作り上げているゲーム。本当に魔術師になりきってプレイすれば、緊張感も楽しみに変わります!

問題は、周囲を見回すことが多いので、座ってプレイするのが難しいことです。しかし、立ってプレイすることで臨場感がさらに増すので、筆者としてはここもオススメです。とにかく雰囲気と緊張感、臨場感のあるこのゲームをぜひ遊んでみてください。

ティザー動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=poJJAuA7KaI

ダウンロードはこちら

https://www.oculus.com/experiences/gear-vr/1124164450939641/

<ソフトウェア情報>
『Wands』
【メーカー】NUX Studios
【開発者】NUX Studios
【対応ハードウェア】Gear VR
【価格】590円
【操作】タッチパッド
【リリース日】2016年 8月 18日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語

<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★(使い切ったVRの特徴と緊張感)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★


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