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VTuber 2019.02.24

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月16日~2月22日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

ガチ猟師VTuberとイノシシを狩る!!【狩猟編】

(2月20日)

甲賀流忍者!ぽんぽこが、仙台でVTuber猟師あいちゃんとガチでイノシシ狩りにでかけました。
猟師あいちゃんは以前から実際の狩猟動画をあげているのですが、普段エンタメなぽんぽこのチャンネルでリアルに猟銃を撃つシーンを見ると、かなりぎょっとさせられます。

ぽんぽこは狩猟など、生き物が死ぬシーンは極めて苦手とのこと。けれども「見たい」、というかむしろ「見なければいけない」くらいの熱意を抱いているのは、現実を感じるため、らしい。ぽんぽこの言うように、狩れたら嬉しいと同時に、死に対面して辛い。逃したらがっかりすると同時に、助かったことでホッとする。この感覚は動画で是非感じてみてください。

一年前ぽんぽこが同行したイノシシ狩りと野生の鹿の解体動画は、苦手な人は注意。モザイク無しです。生きていたものが食に変わっていく姿をとらえた、貴重な映像になっています。

【アーカイブ】奏天まひろ1st VR LIVE!~VRからこんばんまひ~

(2月18日)

まりなすちゃんねる(仮)の奏天まひろが行ったバレンタイライブのアーカイブが、YouTubeにアップされています。VARKによる、OculusGOで見られるVRライブは、当日無料で公開されました。

見ていただくとわかりますが、とてもじゃないけど無料で見せるようなものじゃない、かなりがっちり作り込んでいます。特に「チョコレイト・ディスコ」の演出の完成度はこの動画だけでは伝わりきらないほどよくできていました。奏天まひろはダンスを得意とするVTuber。彼女の自在な動きをVR上で再現したことで、眼の前近くで踊る姿を感じられるライブになっています。「エイリアン・エイリアン」などVR演出が特殊なものは、YouTube版に入っていません。

同じVARKで行われた、YuNiクリスマスライブは歌を重視し、アーティスト性を高めたものでした。今回奏天まひろがダンスをVRで見せることに力を入れ大成功したことで、さらにこのプラットホームの力が発揮されたはず。このクオリティのライブが、次々実現していったら……と期待。また定点VRライブなので、パッケージ化にも期待。
ライブの後の有料ファンミーティングでは、奏天まひろによるスペシャルな演出もありました。VRでこれが見たかった!という方も多いのでは。彼女のアイドル性がぐっと増しました。

4人体制で新たなスタートをきって動き始めた、まりなすちゃんねる(仮)。今後リアルイベントも行われていきます。今の奏天まひろの歌とダンスクオリティを4人いっぺんに行えたらものすごいこと。岩本町芸能社の「えのぐ」などを見ると、技術的にできなくはなさそうですが……新たな表現と技術に期待。

【頂上】Vtuber赤ちゃん泣きまね選手権!【決戦】

(2月22日)

朝ノ姉妹ぷろじぇくとで行われたのは、数多くのVTuberが集まって行われた、赤ちゃん泣きまね選手権。ママ役は朝ノ瑠璃シスター・クレアYuNiときのそらドーラ
ラインナップを見て、さぞかし地獄になるであろうと思わされましたが、ふたをあけると想像以上の地獄になっていました。「あなた出るの!?」というメンツもかなり多いです。

ガチ泣き真似から、ネタを練りに練ったものまで。乾伸一郎の泣き真似は必見。

見事なのは司会進行の技術。本当に人数が多いのですが、トークの時間制限をきっちり設け、審査員ママたちもコメントが的確で簡潔。テキパキと進められ、一時間の枠でしっかり収まっています。一切グダグダになることなく、かつ物足りないということもない、見事な進行。これによってカオスなネタの数々が、ごちゃごちゃせずテンポよく見られます。3チームにわけて、間に特殊枠を入れたことで、よりスムーズに進められています。朝ノ瑠璃の、参加者を引き立てるツッコミも見どころです。

朝ノ姉妹は他にもユニークな試みに挑戦中。その1つがこの昔話読み上げチャレンジ。字幕自動生成機能で、果たしてどこまで正確に日本語化できるかの実験です。YouTubeでしかできない検証動画、自動日本語字幕ありで、是非見てみてください。

ホロライブバレンタイン2019告知まとめ動画

(2月19日)

ホロライブのメンバーがバレンタインイベント告知で、各々ショート動画をアップしていました。それをまとめたのがこれ。ときのそらの告知は安定感があって、ほっこり。

ただ彼女以外のホロライブメンバーの告知は、かなり尖りまくっています。

G◯DIVAよりNVI◯IAがいいんじゃないかと言い出す白上フブキ。バレンタインギャグで鼓膜をやぶってくる湊あくあ、流暢すぎる英語のみで告知する赤井はあと、ASMR風にしゃべるつもりがおかしなことになっている(通称・スバルドダック)大空スバル、などなど。

人気がぐいぐい伸び続けているホロライブメンバー。ネタ方面への振り幅も大きく、楽しいメンツだらけななのがよくわかる、入門編的な内容になっています。これホロライブ全員分見たい。

【テクテクテクテク】いりおもてのらきゃっと【西表島行ってみた】

(2月22日)

のらきゃっとによる、スマホアプリテクテクテクテクの企業案件動画は、彼女の動画の新基軸。普段はバーチャル世界をたびしているのらきゃっとが、リアル世界を案内してくれます。
でかけた地域は、なんと西表島。移動した地域と連動したシステムのこのゲーム、端から塗りつぶしたほうがいい、ということでほぼ台湾に近い南の果てに移動しています。

どこにいこうとも、のらきゃっとらしさを全く失わない。ご認識(音声認識→文字変換→読み上げの際に起きる日本語ミス)もしっかり残っています。
ちゃんとアプリの説明はしつつ、出かけた先を全力で楽しんで紹介する、旅行動画として編集されています。アプリ内でイノシシを捕らえ、リアル世界でイノシシ肉を食レポする、というのはユニーク。
考えてみたら「テクテクテクテク」自体、仮想を楽しむゲームなので、VTuberとの相性は抜群かもしれない。このアプリはキズナアイやヒメヒナなどともコラボしています。

【見ないで】この姿になるのは100年ぶりじゃ・・・

(2月22日)

織田信姫による、エレコムの案件動画は、とても案件に見えないものでした。
いつもの織田信姫のめちゃくちゃさを主軸にストーリー(?)を組み立て、その中にキーアイテムとしてエレコム製品を挟む。エレコムのマキオ(?)なる人物を実写で入れて、本人にしゃべらせてストーリーに登場させる、という荒業。

バーチャル側の「何をやってもいい」方に、現実側を引き込んでしまったことで、現実の人間ではできないエンタメに仕上げてしまいました。
少なくとも「エレコムが織田信姫の動画になった」というインパクトは確実に覚える動画。「まずは名前を覚えること」が宣伝の求める部分だと考えると、VTuberを介したこの手法はかなり効果的に見えます。

以前アップされたケリンの案件動画も、「ケリンはめちゃくちゃができるVTuber」という個性を生かしたものでした。王道ではないですが、解の1つかもしれません。

にじさんじ軽音部 第一話「解散の危機」

https://www.youtube.com/watch?v=iZjQXJTz3a4

(2月17日)

にじさんじの緑仙椎名唯華笹木咲赤羽葉子によって結成された、バンド「解散GIG」(「解散危惧」から転じて、ライブを意味する「GIG」にもじったもの。別に解散するわけじゃない)。その最初として、今回の配信が行われました。
と言っても発表するための演奏ではありません。初めて楽器を触るメンバーもいる、練習の様子を見せるというもの。途中本当にふにゃふにゃになったり、テンションがあがってワイワイ盛り上がったり。高校生の部活動っぽさにあふれています。

にじさんじ版の「けいおん!」と言ったノリ。なんといっても「第一話」というのがいい。リアルタイムで成長する練習風景を見せることで、物語として昇華されていきます。
ここからめちゃくちゃ上手くなるのか、このノリが続くのかは、誰にもわかりません。おそらく本人たちも。だからこそ見ていたくなるバンドストーリー。にしても、ひとりぼっちを嘆いていた緑仙がみんなと楽しそうに青春しているのは、ハートに来る。

https://www.youtube.com/watch?v=NXZXbJlmcMY

緑仙が企画した「シンデレラ」の声劇は、にじさんじのメンバーがたくさん集まって真剣に悪ノリしているのが楽しい内容。
中でも遠北千南のアドリブ&無茶振りものまねは、クオリティがえらく高いので必聴。彼女の配信でも全員のものまねを披露しています。通称「にじさんじのメタモン」。
また唐突に入る町田ちまの、レベルが高すぎて逆に浮いている歌も必聴。

【Minecraft】#2 あのキズナアイランドは今!? 超絶発展をご紹介!【マイクラ】

(2月19日)

キズナアイのA.I.Gamesでは、以前から「マインクラフト」「KizunaAI Land」を制作するためにファンに、2017年12月から声掛けをしていました。集まったのは、キズナアイのことが大好きな、「マインクラフト」熟練の猛者たち。
1年たって「KizunaAI Land」はものすごい発展を遂げていました。

昨年5月段階と比較すると、いかに発展したかがよくわかります。
全体の演出もさることながら、キズナアイ要素ががっちり随所に組み込まれている、まさに「ランド」といった様相。このまま遊園地にしたい、と感じさせられるクオリティです。

複数人が同じサーバーで連携して作っているため、仲間内で掲示板を作っているようです。手助けをする支援要請、不愉快にさせないためのルール作り、外国語メッセージなどなど。そこにキズナアイがメッセージを残していく様子は、非常に粋です。

映画「アリータ:バトル・エンジェル」の俳優とトークセッションしているキズナアイ。この映画は日本のアクションSF「銃夢」の映像化。ハリウッド映画が故郷日本に帰ってきて、俳優がAIのVTuberとトークしている……SFな光景が見えてきた。

【VRChat】memex 1st World – Meloor【Public】

(2月19日)

バーチャルオルタナティブユニットmemexがVRChat上に公開したのは、「Mellor」というワールド。「フィールドインストゥルメント」と呼ばれる、VR空間を歩き回ることで演奏できるものです。

伴奏が流れており、歩き回るとそれに合わせて演奏ができる、という体感型の音楽ワールド。といっても慎重な音選びは必要なく、いつ鳴らしてもキレイに響くよう設定されているので、複数人で走り回ってもOK。
俯瞰カメラがあったり、メガホンを持つと歌の主旋律が聴けたりと、至れり尽くせりの設計。ワールドにはYouTubeからリンクが貼られています。

会津絵ろうそくまつりに寄せて

(2月20日)

畑のVTuber陽菜が紹介するのは、会津で冬に行われている絵ろうそくまつりの様子。興味深いのは、江戸時代から続くこのイベントに対しての考察。会津の魅力を伝えるために行われているこのお祭りは、今で言うイラストやキャラクターによる町おこしPR活動に通じるのではないか?
VTuberとしての彼女の活動もまさにそのひとつ。クリエイターのあり方も含め、バーチャルキャラクター源流としてお祭りを考えるのは、かなり面白そうです。

【オリジナルMV】Saita! / 小山内めい【バーチャルねこさんコラボ】

(2月22日)

バーチャル園児の小山内めいバーチャルねことコラボした楽曲。絹目の写真のような、あるいはブラウン管テレビのようなノイジーな画面と、ギラギラした色合い。そこにかぶさる低音強めなバーチャルねこのアンビエントが、郷愁と幼さを輝かせます。
ファンからは、いつもより幼く見える、なんて声も(普段小山内めいは大人以上に大人びた幼稚園児です)。

【마나에나】 白金ディスコ 백금디스코 불러보았다 (Acoustic Ver.)

https://www.youtube.com/watch?v=oJTvJsYxzwM

(2月19日)

ぱりぷろのENA有栖マナのコラボ。どちらも韓国のVTuberです。ENAは普段は韓国語、有栖マナは日本語で活躍しています。
今回は「白金ディスコ」を、ENAが韓国語、有栖マナが日本語で歌唱。アコースティックバージョンで歌い上げます。日本語とハングルの字幕あり。途中、ENAと有栖マナが言語を交代するパートが聞き所。

これは「歌え!国境なき日中新年企画!2019/VTuber」で披露されたもの。企画番組内では、upd8、ホロライブ、にじさんじなど多方面のVTuberが参加しています。

【Vtuber】♪太陽系デスコ cover by 堕神ハデス 【歌って踊ってみた】

(2月19日)

性別非公開の一匹の神、堕神ハデスが披露したのは「太陽系デスコ」のカバー。女性ソプラノほど高くなく、男性テナーほど低くもない、中性的な声がバッチリ活かされている。半ズボンのビジュアルも相まって、セクシーな魅力を放っています。Vワールドで撮影されている生配信だと、さらにその独特な個性が見られます。

【Vtuber】胸いっぱいのダメを/天秤はかり【歌ってみた】

(2月16日)

Re:Actの天秤はかりが歌った「胸いっぱいのダメを」は、ハイスピードな曲。マシンガンな歌詞を、しっかり歌い上げています。しっとりしたメロディも得意な彼女ですが、今回はアイドル性・J-POP性の強い歌唱になっています。はきはきした発声と、安定した高音が心地いい。

5分で分かる音羽ララの『歌ってみた』

(2月21日)

数々の歌動画をアップしている音羽ララ。その入門編としてもってこいな、今までの動画ピックアップとして作られています。それぞれの動画のダイジェストに加えて、思い出が語られているのでファンならとても嬉しい仕様。半年間の彼女の歩みを見ることが出来ます。

かなり多様なジャンルを歌い上げる彼女。安定した歌唱力に加え、MVの作りが非常に凝っています。オススメは、ずっと寝ているのが斬新な君の知らない物語

【羽子田チカ・チカヲ】おなじ話-歌ってみた(Arrange ver.)【北の国からVtuber】

(2月17日)

北海道から上京した、北の国からVTuber羽子田チカ・チカヲによるデュオソング。どういう関係かと言うと、ふたりでひとり、らしい。ハスキーなチカと、低音が響くチカヲの歌声が、キレイに絡まり合って響き渡る曲に仕上がっています。「どこにいるの」「なにをしてるの」の掛け合いが、羽子田チカがたどっている物語にかぶります。

【炎上?3分動画】大谷さん食レポ総集編【VTuber】

(2月21日)

様々な「食」を見せてくれる北海道のイモ好きVTuber、食べる大谷さん。彼女の魅力がぎゅぎゅっと詰まった食レポ総集編の動画です。炎上の意味は見ればわかる。
彼女の動画の面白さは、実写とバーチャルの境界線がほぼない状態で編集する手法。実写の身体がほとんど出ている中、ちゃんと大谷さんとしてバーチャルな動きもしている。この3分で大谷さんの動きの大体の様子がわかるので、入門編としてはもってこい。
ただ基本食レポ部分のみで、「掘り下げて食の面白さに触れる」部分は入っていないので、興味がわいたら是非他の動画も見てみてください。

【温泉回】北海道登別で女子3人旅したら超楽しかった!!【ときのそら × 富士葵 × アズマリム】

https://www.youtube.com/watch?v=90bE3nVAev8
https://www.youtube.com/watch?v=QzTzRqtgK6Q
https://www.youtube.com/watch?v=M2rLb6e0sNU

ときのそら富士葵アズマリムのJK三人が北海道に旅行! しかも温泉回です。これは「#北海道のここがえーぞ」北海道応援プロジェクトの一環。三人が北海道の美味しいものを食べ、クマ牧場を訪れ、スノーモービルではしゃいでいます。
単純にJK三人がはしゃぐ様子が見ていて楽しい。そして訪れている先がものすごく魅力的に撮影されているので、是非聖地巡礼したい。ガールズトークのワイワイ感は必聴。
中でもスノーモービルの様子は、富士葵スタッフが得意とする一人称視点映像。時折前を通り過ぎるときのそらを含め、存在感が抜群です。
安定感のあるトークのときのそらと、二人に対してミーハー気味なアズマリムのコントラストにほっこり。バランスがとてもいいので、是非また旅行してほしい三人組です。

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