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VTuber 2018.04.08

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(3月31日~4月6日)

日々増えていくバーチャルYouTuber。全部追うのはなかなか大変。そこで、このコーナーでは、独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

新生のらきゃっと前半 side ねこます【027】

https://www.youtube.com/watch?v=7MhfSptFexc
https://www.youtube.com/watch?v=_mRnh2T99Rc

新生のらきゃっと前半 side のらきゃっと
(3月31日)

人気VTuberのらきゃっとの新モデルが完成、お披露目となりました。元から「バーチャルのじゃろり狐娘YouTuberおじさん」のねこます氏とのらきゃっとは仲良しで、今回は双方向から撮った動画を配信しています。

ねこます氏は彼女の新生モデル自体を、データとしてすでに見ていたようですが、実際にVRChat内で「バーチャルな存在」として対面するのは初めて。動画を見ると、ねこます氏の興奮が伝わってきます。

のらきゃっとは、ノラネコ氏によってプロデュースされているアンドロイドの少女。普段は2人体制で生放送を中心に活動をしています。蠱惑的に視聴者にささやきかける動作と、音声の誤認識によるたどたどしいトークが人気です。

今まではMMDモデルのレア等の改変モデルを組み合わせて使用していました。今回Riley氏によるフルスクラッチモデルが完成。のらきゃっとが完全体となりました。

ねこます「今まで見てきたものってさ、小窓から世界を覗いてきたのであって、同じ空間にいて会ってたわけじゃないから」「実在感というか、命というか。この世に生まれてきてくれて、ありがとうございます」

前から会いたかった、けれども会うことがかなわなかった相手に、出会った瞬間の視線の様子は、かなりぐっとくるものがあります。これが現実を上書きした、バーチャル世界にしかない独自の関係だ。



【#01】はじめまして!むすび二等兵であります!

(4月2日)

ミリタリーが好きなVTuberファン待望の、バーチャル軍人の狼男の娘が状況開始。兵器大好きなむすび二等兵「市民のみなさんをミリオタにすること」を目的として活動をはじめたそうです。ああーかわいすぎるー。

映画のようなSFな連絡手法で本部と連絡をとりつつも、周囲は土と硝煙のにおい漂う泥臭い空間。編集がかなり凝っており、むすび二等兵のポーズや周辺のカットがころころ変わります。これから「戦争に行く」とは言っていますが、兵器解説をするのか、バーチャル戦場に赴くのか、はたまたFPSゲームなどを行うのか、現時点では不明。

ケモミミに制服、ニーソックスにジト目に銃器に男の娘と、好きな人なら1秒でノックアウトな属性の詰め合わせ。ちょこまかするむすび二等兵を見ているだけでニヤニヤしちゃう。今後の活動が楽しみです。

シロ・のじゃおじ・ばあちゃるコラボが見せるVRChatの魅力

(4月6日)

46日は「シロの日」ということで、シロ・バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん(ねこます氏)・ばあちゃるの3人のコラボが実現、3人のチャンネルで別々のコラボ動画がアップされました。
一応シロの生放送にねこます氏が声だけ参加したことがあるので、コラボ自体は二回目になります。

ネタ的に直球でわかりやすいのはばあちゃるの一本。「ばあちゃる君ゲーム」なる、自分の言うことは絶対という偏った王様ゲームで、彼の指示によりシロとねこます氏が大変なことに……! ファンからの評判は上々で、「コラボや案件だと光る馬」「自分の動画以外は面白い男」などと呼ばれたりしています。動画のエンディングは、3人のファンならたまらない映像に。

シロとねこます氏の動画は、VRChat内でのコラボ。実際に2人がバーチャル世界で、絵を描いたりボーリングをしたりしている様子は必見。特にバーチャルボーリングはシステムをしっかりすれば、競技として成立するかも。ねこます氏がものすごく上手いのも見どころ。

以前からねこます氏はVRChatの中からの放送を推奨していました。そもそもシロとねこます氏は、撮影機器もシステムも別物、一緒の画面に入るには一般的には画面を合成するしかありません(それがばあちゃるの動画です)。

しかしVRChatにいれば、VTuberが集まって、簡単に同じことができる。最近は個人VTuberがVRChat内で、ホラーゲームをしたりレースをしたりとコラボをしていますが、四天王レベルの大手では初の試みです。

シロはポリゴン数が多いため(VRChat内では2万以下でなければ入れない)、面数を削って登場しています。このくらいの調整で一緒の画面で自由に動き回れる。

まだまだ工夫すれば、色々なことができそう。今後のコラボや映像実験の可能性を見せる動画になっています。

なお今回の3つの動画は、シロちゃんのツンデレめいたかわいさにやられること間違いなしですぞ。ばあちゃるとシロが、まるで叔父さんと姪みたい。

シロはテレビのレギュラーMCとして活動することが決定し、グッズも作られました。昨年の伸び悩んだ時期が信じられないくらいに、飛躍し続けています。

はじめましてバーチャルコーヒーユーチューバ―のモカだよ

(4月1日)

東京の喫茶店・多摩ワールドコーヒーが制作したバーチャルコーヒーYouTuber。普段はたまこがマスコットキャラとして自家焙煎コーヒーの通販をホームページで行っており、今回はもう1人マスコットキャラのモカが、宣伝係としてVTuberとして活躍することになりました。

今回の動画内ではコーヒーの入れ方の解説が行われています。ユニークなのは、実写のコーヒーだけでなく、バーチャル空間でもポットなどを実装し、物理演算でバーチャルコーヒーを入れているところ。ここはもう解説とは無関係な見せ方の部分。制作者のこだわり、お見事です。

VRchatで路上ライブしてみた!【八月二雪】

(4月4日)

音楽ユニット、八月二雪が、バーチャル渋谷で行ったオリジナルライブの様子が公開されました。ボーカリストQキキと、作詞作曲を行っているジョンが、リアルタイムで伴奏を流して歌唱。動画はカメラ撮影になっていますが、VRChatに入っている人からだと、あたかも眼の前でライブが行われているように見える、という仕組み。

このバーチャル渋谷はプライベートのワールドなので、参加したい人を抽選で選んで招待しています。その他にも、2人はパブリックな空間でゲリラライブを開いています。


ダンス、演奏、歌唱、パフォーマンスなどをVRChat内で行う人が徐々に増えはじめています。

既存のものを流すのではなく、完全オリジナル作品の発表の場として行っている人は、現時点では非常に少ないため、八月二雪のチャレンジには注目したいところ。
2人はVRChatを活動拠点として、多くの人に音楽を聞いてもらうきっかけを作り、今後有名になるかもしれない。いつかVRスペース内で対バンイベントや、大人数が聞けるライブを行う、なんて夢も見えてくる。とてもワクワクする動画です。

#01 <入園式>はじめまして。バーチャル園児、小山内めいです。

(3月31日)

Twitterでかなり前から話題になっていたバーチャル園児・小山内めいがついに登場。いきなりガチ恋距離(VTuberが画面に超ドアップになること)からはじまります。

カメラの前を行ったり来たりと、落ち着かない様子が非常に子供っぽい。にしても生徒はめいひとりって、どんな幼稚園だ。友達にならなければ。

今回の動画は非常に短いのですが、以前アップされたエンディングも合わせて見ていただきたい。よりによってそのパロディか! いいセンスですね。今後小山内めいは、正統派ではないちょっとアレなことをやらかしそうなにおいがプンプンします。

【転売】ミライアカリ、グッズ転売に激おこ!

(4月4日)

3月24・25日に行われた「AnimeJapan」のイベントに、ミライアカリも画面の中から参加、ファンとリアルタイムトークを繰り広げ、グッズ販売も行い、大盛況の内に終了しました。

ところが早速、グッズの転売が。当日の昼の12時には転売がスタートしていた、という惨状があったことを報告。実際にメルカリを開いて、動画内で転売状況を確認しています。

中には一部のゲームセンターの景品で問題になっている、公式の絵を用いた無許可グッズも。ミライアカリは「出してないからアカリ。AnimeJapanが初めてだからグッズ。これはねマジで違法だからね!」と宣言。VTuberブームがお金になると、目を付けた転売業者や違法グッズに釘を刺しました。

今後企業系VTuberはキャラクター産業として、どんどんグッズを作っていくはず。個人制作VTuberの中には、BOOTHなどでオリジナルグッズを頒布しはじめている人もいます。

お金を工面すれば、よりよい動画を作ることができる。長く活動を続ける資金源になる。なのに転売が行き渡ると、マイナスにしかならない。

こういう現実の問題に触れるのは、仮想世界の住人であることがウリのVTuberには非常にリスクが高い。しかしミライアカリは今まで、数多くのネットコミュニケーション問題に真っ直ぐに体当りし、プチ炎上など痛い思いもしながら文化の壁をやぶってきた子です。だからこそ、今回の動画は説得力がある。

自称「エゴサーの姫」というだけあって、彼女のVTuber界隈の情報把握能力はとても鋭い。いいこと悪いこと共に、様々な事象を把握してTwitterなどで発言しています。今後ますますVTuberが有名になればなるほど問題も起きるでしょう。ミライアカリはVTuber先駆者として、仲介者的な立ち位置で、現実とバーチャルの交通整理ができるお姉さんになってくれそうです。

【第1回V-1】VR Doctor!【テーマ:春】

(3月31日)

北海道江別市(ブロッコリー生産量一位)をゴリ押しする謎のVTuber、レンガ塔男爵(レンガは江別市の名産)。彼が作ったアニメーション動画には、尋常じゃない数のVTuberが登場しています。 

知る人ぞ知るコア人気のVTuberも続々登場。しかも殆どのキャラがアニメーションで動いている。「メディカルテット」など仲良し関係もうまく盛り込まれており、VTuberファンなら見応えがあります。

現在VTuberファンは、VTuber箱推しの人が多いようで、様々な二次創作イラストやMADなどではVTuberというジャンルで一セット」という扱いをされます。

まだまだ発展途上なVTuberを全体で盛り上げよう、という空気が強いからかもしれません。ニコニコ動画黎明期の、東方やアイマスなどがごちゃ混ぜになっていた時期を彷彿とさせます。



【バーチャルYoutuber】彩音よ。初めまして。【自己紹介】

https://www.youtube.com/watch?v=asfY98HwrxM

(4月1日)

演奏動画を投稿するバーチャルピアニスト、彩音。演奏するバーチャルYouTuberは今までもいましたが、ピアノ専門は初かも。

楽器演奏はどんなにリアルに再現しても、3DCGでは現実にはかないません。それでもあえてバーチャルにするのは、演奏自体がキャラクターを形作っていく過程が面白いから。VTuberが歌を歌うことでキャラが深まっていくのと同じです。

彩音は「私は天才ピアニストよ。音楽に言葉なんて要らないの。」と断言、ストイックに演奏シーンのみを見せます(本当は恥ずかしいから、というのがかわいい)。

https://www.youtube.com/watch?v=2HF7TmdhDFg

【4/4(水)20:30開始!】あいえるらいぶ#007

(4月4日)

打ち込んだコメントが上から降ってきたり、視聴者のアイコンが立方体になったりと、不思議な技術をVR空間内で披露する、株式会社インフィニットループ「あいえるちゃんねる」

今回は透過PNGを視聴者が投稿すると、すぐに上から降ってきて画面上で拡縮、あいえるたん(画像右)とあねえるたん(画像左)がそれを利用して遊ぶ、という技術を披露。顔出しパネル風にしたり、桜の画像を拡大して背景にしたり、アイテムとして使ったりと、自由自在に扱う様子が見られます。

あねえるたんのモデルも今後新規で制作されることが決定しました。会社の広報をしながらも、自社や社長を茶化しまくるというフリーダムさ。楽しんでいるのが伝わってきます。

降ってくる画像を手にしていじるのは東雲めぐの動画でも用いられています。今は遊びで使っていますが、この技術今後たくさんの利用法があるのでは。

バーチャルユーチューバー 尾鳳つくり ゲリラ生放送

https://www.youtube.com/watch?v=P0D94KTHxgs

(4月1日)

バーチャルユーチューバー「」は、普段は説明のしようがないくらいシュールな動画を投稿しているVTuber。太っちょな猫が不可思議なトークを繰り返したり、突然かわいい女の子が出てきたり、謎生物が画面を舞ったり。かなり実験的な作風で、ノリはAC部に近い。

そんな蟹チャンネルに、3月35日突如現れた、幽霊のように儚く美しい少女、尾鳳つくり。どことなく鳩羽つぐのオマージュに見えるのだけど、何かが違う。

そんな尾鳳つくりのゲリラ放送が4月1日に放送されました。音声認識で画面に文字が浮かび上がる形式のようですが、いかんせん尾鳳つくりの声と音楽に、かなり強いエフェクトがかかっているので、不気味さが半端じゃない。背景も鬱蒼としげる草むらの中の家の写真で、ホラー風味。

ところが尾鳳つくりの動きは、時折マッチョポーズだったりガニ股だったりと、コミカル。これはギャグなのか、ストーリー性があるガチのものなのか、さっぱりわからない。

謎のまま終了。蟹ワールドの新キャラ、ということでいいのか……? つくりはモデルもキャラ付けも非常に魅力的な少女なので、今後の活躍に期待。


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