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VTuber 2018.04.21

注目の女子高生バーチャルYouTuber「珠根うた」とは?

春休みも終わり、バーチャルYouTuberブームは多少なりとも落ち着きを見せるかと思われましたが、4月になってからもさらにその勢いを増しています。先日も、今後注目を浴びそうな新人バーチャルYoutuberが「ひっそり」かつ「劇的な」デビューを果たしました。

その名は「珠根うた」

今回デビューした「珠根(たまね)うた」は猫とチャーハンが大好きな女子高生。名前はパッと見「球根(きゅうこん)」に見えますが、「珠根(たまね)」です。

まず特筆すべきはその圧倒的にあどけないビジュアルでしょう。

ほんの少しだけ茶色がかったサラサラの黒髪に、四つ葉のクローバーのヘアピン。緑のネクタイにブレザー、黒のカーディガン、カッターシャツ……。本人曰く「緑色と水色が好き」とのこと。二次元キャラ的な「萌え」を残しつつも、若干リアルに近い顔立ちで、「ラブプラス」などの恋愛シミュレーションゲームを想起させるようなビジュアルです。

後ろに見える部屋は「女子高生」にしては少しこざっぱりした印象を受けますが、4月から高校生としての新生活が始まるところ、と考えればしっくりきますね。猫が遊ぶための小さなキャットタワーも置いてあります。


(驚くほど屈託の無い笑顔。眩しい……。)

珠根うたは4月16日からTwitterを始め、その翌日夜からYoutubeでの生放送を開始しましたが、そこに至るまでのプロモーション等はゼロ。「#バーチャルYoutuberはじめました」といったハッシュタグ機能を使うこともなく、ひっそりとしたデビューを果たします。


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初回の生放送でコメントが投稿されたのは配信開始から2分後。その後もゆるやかにトークを続け、配信を終了しますが、これだけ可愛らしいキャラクターがいればシェアしたくなるのが人の性というもの。口コミで話題は広がり、瞬く間に彼女の名前は知られていきます。

2回目の生放送では初回と比べ物にならないスピードでコメントが流れていき、本人も喜びを露わにしています。配信途中には母親に呼び出されて配信を中断するシーンも。こんなところからも「女子高生」感が強く伝わってきます。

そして3回目の生放送(デビューから3日目)の時点でTwitterフォロワー・Youtubeチャンネルの登録者共に1000人を突破。「ひっそりとしたデビュー」から短期間で多くのファンを獲得します。視聴者からの提案やアンケートで愛称は「うーたま」、生放送ハッシュタグは「#たまライブ」に決定しました。


(ちなみに3回目の放送から部屋に家具が増えています。飾ってある写真は猫の写真とのこと。細かい。)

バーチャルYoutuberだが「あくまで女子高生」?

ここで注意しておきたいのは、珠根うたはここまでTwitterや生放送で一度も「バーチャルYoutuber」という言葉を使っていない、ということです。

自分のことについては「女子高生で、Youtube配信を始めた」としか語っておらず、また“バーチャル”に関する言葉も口にしていません。これにより「メタっぽさ」が積極的に排除されているのです。視聴者側は珠根うたを「バーチャルYoutuber」ではなく「キャラクター」や「人間」として捉えやすくなっています。

ほとんど大々的なプロモーションを行うこともなく、また「バーチャルYoutuber」を名乗ることもなく、強烈な伸びを見せる珠根うた。果たしてその珍しいスタンスは、他にどのような結果を生み出していくのでしょうか。彼女の今後に注目です。

珠根うた Youtubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UC-UmUsocuVAxsKog3QonhpA

Twitter:
https://twitter.com/TamaneUta


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