2月14日に発売されたPS4専用ソフト「Dreams Universe」。ゲームを始めとしたオリジナルの作品づくりを思うままにできるという創作意欲が刺激されるソフトで、すでに世界中のユーザーがユニークなゲームを発表しています。
そんなゲームに今回えもこさん、もちひよこさん、ミディさんというクリエイター系VTuber3名が挑戦! 果たしてそれぞれどんなゲームを作り上げられるのでしょうか?
今回挑戦するVTuber紹介
3Dジオラマの作成に挑戦! |
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キャラクターモデリングに挑戦! |
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オリジナル楽曲の制作に挑戦! |
そもそも「Dreams Universe」ってどんなゲーム?
2020年2月14日に発売されたゲームをクリエイトできるゲームです。開発元は「リトルビッグプラネット」シリーズを開発したことで知られるMedia Molecule。「リトルビッグプラネット」もキャラクターやステージなどの作成ができる作品でしたが、今作はさらに柔軟で様々なジャンルのゲームが開発できるようになっています。
▲目玉焼きやスパムなどの朝食がリアルに描かれた3Dモデル
(Full Beech breakfast By THE_ARCH1TECT)
▲ファンタジーな世界観のマルチプレイ系RPGゲーム
(HEROES OF ALDRENOR – Co-op Fantasy RPG Beta Build)
音楽やキャラクター、ギミックなどもいちから制作でき、自分の理想のゲームを作成できます。またすでに作成されたゲームのシステムをリミックスして自分の作品に取り込むこともできるため、初心者でも簡単にゲームクリエイターになれるのもポイントです。
また、他のクリエイターが作成しシェアしたゲームをプレイすることもでき、無数のインディーゲームで遊び続けることもできるゲームです。
どんなゲームを作りたい?
えもこさんの場合
私は「夢」をテーマにしたシューティングゲームを作ってみたいと思います! プレイヤーさんがえもこの夢の中に入って、えもこの安眠を邪魔する「悪夢」を光線銃でバンバンやっつけるイメージです。短時間でサクッと遊べて、お友達とスコアを競って盛り上がれるようにしたり、悪夢だけど可愛い感じにして、恐いのが苦手な人でも楽しめるようにしたいです!
もちひよこさんの場合
もちひよこを操作できるアクションゲームが作りたいです! せっかくキャラモデルから作れるので、もちひよこのミニキャラモデルを作って操作できるようにしたいです。できれば、もちぷろのおうまゆうちゃん、神野たねちゃんのモデルも作って、それぞれのキャラに合わせた特殊能力が使えるようになったら楽しそう! ゲームの内容は、シンプルな横スクロールアクションで、簡単でもいいのでとにかくゲームとして完成させたいです。
ゴールにはかわいいおうちとかも作りたいな~!
ミディさんの場合
私は作曲Vtuberということで、音をテーマにしたゲームを制作したいと思います。バックグラウンドに流れている音楽に合わせて、プレイヤーがキャラクターを操作し、道の上にある音符に触れることで音を鳴らして音楽を奏でていくゲームを作りたいと思います。
ゲームを起動してみよう!
早速ゲームを始めていきましょう。操作&執筆を担当するのはミディです。真っ暗な画面からスタート。
やがて光や色、音などが集まり、カラフルな宇宙のような画面に。創作というものは色々な要素が集まって形作られるということを表現しているようです。
進んでいくと「チップ」というかわいらしいキャラクターの選択画面に移ります。このキャラクターはプレイヤーの案内役で、コントローラーのカーソルのような役割をしてくれます。お好みのチップを選んでみましょう。
チップを選び終えると、チップの操作チュートリアルが始まります。このゲームの操作方法は3つあります。
1つ目は、通常のゲームのように、コントローラースティックを使って動かす方法です。
2つ目は、コントローラーに内蔵されているジャイロセンサーを使い、コントローラーを傾けるながら操作する方法です。
3つ目は、PlayStation Move モーションコントローラーを用いて直感的に操作する方法です。
今回私は1つ目のコントローラースティックを使って動かす方法にしてみました。チップを動かし、図形や模様、光などにチップの頭についているアンテナを当てていきます。
すると突然レンガの壁に画面が塞がれてしまいました。どうやら「自分に創作することはできるのか?」という疑念の壁のようです。これからプレイするみなさんも「本当に自分にゲームがつくれるのかな?」と思っているかもしれません。でも大丈夫。チップを使って壁を取り払っていきましょう。「Dreams Universe」なら、あなたの思い描いているゲームがきっと作れるはず!
レンガの壁を抜けると、閃きの光が現れました。しかし目の前にある箱の中に逃げ込んでしまったようです。
チップはオブジェクトを掴んで移動できます。この場合は、ツマミを回せば箱を開けられるようです。
何重にもある扉を開けてくぐっていくと、そこには夢の空間が広がっていました。どうやらこの空間は真っ暗。でも心配ご無用。チップはものに憑依して命を吹き込めます。目の前にある電球に憑依し、電気をつけてみると…。
部屋が明るくなり道が開けました! あとは動ける体を見つけ憑依すれば、移動できるようになります。
奥の部屋まで行き、木の芽に水をかけてあげると最初のチュートリアルが完了!
その後クリエイトに移行する前に、第2のチュートリアルが始まります。
このチュートリアルでは、クリエイトモード時の移動方法やオブジェクトの移動、拡大や複製、アイテムの配置などの基本操作を覚えられます。またクエストをクリアすれば、自身のホーム画面に飾れるアイテムがもらえます。
さて、このゲームでは一体なにがクリエイトできるのかというと…実はありとあらゆるものが作成できるといっても過言ではありません。
例えばキャラクターや武器、木や宝箱などのオブジェクト。これらはスカルプトツールなどを使用してモデリングを行えます。また、フィールドも地面を草にしたり、水のオブジェクトに動きをつけたり粘土をこねたりと、直感的に作成できます。
出来上がったオブジェクトや背景はアニメーションツールで動きをつけることも可能です。
また音楽制作ツールでは、一般的な作曲ソフトと同様の機能が備わっており、多くの楽器やループ素材が用意されています。そのため、直感的にオリジナルのBGMを作ることもできるのです。
さまざまなツールをうまく使いこなせば、実写的な作品の作成から有名なゲームの再現まで可能です。パズルやアクション、レースゲーム、FPSなど、ジャンルも無限大!
▲リアリティ抜群な車が配置されたジオラマ作品
(Car concept showcase By SDorin)
▲テトリスを「Dreams Universe」で再現したパズルゲーム
(Tetris 1人用テトリス By simora2873)
新しく自分でジャンルを開拓してみるのも面白いかもしれません。また「FPSのもと」といったようなテンプレートも用意されているので、利用すれば簡単にゲームを作れてしまいます。
チュートリアル終了後、ちょっとだけ作ってみた
えもこさんの場合
まずは練習でクマと女の人の3Dモデルを作ってみました!
操作方法を覚えるためのチュートリアルが丁寧で分かりやすいので、説明を聞きながらこのような感じに作ることができました。まだ使いこなせていない機能が沢山ありますが、操作に慣れればゆるキャラからリアルな人間まで何でも作れそうです。
もちひよこさんの場合
まずはスカルプトモードで3Dモデルの頭部から作り始めました! 顔の部分は球体を組み合わせていい感じにできたけど、髪の毛を作るのはまだ試行錯誤が必要そう!
前髪は球体を削る感じで作りましたが、カーブをリピートとかで作ったほうがきれいかも?
ミディさんの場合
まずはキャラクリエイトになれるということで、アニメーションが設定済みのパペットとよばれるテンプレートから形をいじってオリジナルのキャラ作りを試してみました。
ロボットの女の子のようなキャラクターにしてみました。各パーツは粘土をこねるような感覚で作ることができました。
ミディさんは作曲にも挑戦!
実はなんと今SIEさんの企業案件をやってて、Dreams Universeっていう
PS4でゲームが作れるゲームを遊んでるんですが
作曲モードの機能がかなり整っていてすごいので一曲簡単に作ってみた pic.twitter.com/PK4ZOQERXz— ミディ@作曲Vtuber 2/29VRXX出演 (@mid_midy) February 22, 2020
果たして、「Dreams Universe」上でVTuber3名は理想のゲームを作成できるのか!? 次回もお楽しみに!