これが本場アメリカか!シリコンバレーとサンフランシスコのVR開発者イベント「VR Mixer」で感じた熱気

サンフランシスコで開催中のゲーム開発者会議、GDC。その4日目となる3月5日の夜、VRをテーマにしたイベント「VR Mixer」が開催されました。シリコンバレーのVR開発者団体SVVRとサンフランシスコの団体SFVRが共催。「Gear VR」を発売しているSamsung社や赤外線センサーのコントローラーを販売している「LEAP MOTION」など、VRに関係する企業もスポンサーとして名を連ねています。

DSC_0409会場はサンフランシスコ市内のナイトクラブ。雰囲気と集まった人数の規模感に圧倒される

集まったのは、開発者を始め、VRに関心のある人など数百名。開発者には自分たちの作品を展示する体験コーナーが用意されています。総計20以上のデモが並んでいました。

DSC_0446会場地下が持ち寄り体験コーナー

体験コーナーには、これまで筆者もレビューを書いてきたVRコンテンツのデベロッパーがデモを展示していました。

DSC_0436Kickstarterで資金を調達したSTG『DarkField

DSC_0441Oculus RiftやGear VRだけでなく、PS4向けProject Morpheus向けにも開発が進んでいる『Vanguard V』(ZeroTransformは開発チーム名)

DSC_0423現在、Kickstarterでプロジェクトが進行中のVR対応ミュージックビデオ『[NUREN] The New Renaissance』。開発メンバーの1人でデモ版で楽曲のボーカルも担当したジェシー(右から2人目)はイベント中にライブパフォーマンスも行っていた。

他にも、Oculus Riftのカメラを使って、殴ってくる敵の攻撃を避けるコンテンツや、足に小さなセンサーをつけて足踏みをすると歩けるコンテンツなど様々なものが展示されていました。

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DSC_0445会場には開発者が持ち寄ったノートPC、デスクトップPCが並んでいたが、中にはキャリングケースを改造してデスクトップPCにしてしまったものも。GPUは最新のGTX980がしっかりと刺さっていた。

今回、体験した中で筆者が一番興味深かったのは、『Rapid Fire』というコンテンツです。

プレイヤーは滑走路の真ん中に立ち、ライト兄弟の時代のものから最新鋭の戦闘機まで歴代の飛行機を見上げるという作品でした。丁寧に作りこんだ飛行機のグラフィックと、前後左右から自由に飛び回る飛行機の眺めは圧巻です。このコンテンツでは、立ちながらOculusを被るため、VR空間内で飛行場に立っている自分の姿勢が完全に一致します。実際に飛行場に立っている感覚が非常に強かったのが印象的でした。また、技術的な部分では飛行機というスピードが重要な乗り物を描写するにあたり、Oculus Riftで必要な75fpsの堅持と動きの滑らかさに気をつけていることが伝わってくる、とても快適なVR体験でした。

日本からも、筆者とともにGDCに参加していた開発者がデモを展示していました。ゲームメーカーILLUSIONの@yunayuna64氏は『PLAYGIRLS』のデモなどを展示し、3Dスキャンされたセクシー女優やかわいいキャラクターと過ごすコンテンツに体験者の口元も自然と緩みがちに。体験後は「アメージング!」と感想を連発していました。

また、目の動きを認識するアイトラッキングを備えたVRHMD「FOVE」もわずかな時間ですが、デモを展示していました。

「VR Mixer」の主催者の1人、SVVRのKarl氏によれば、現在SVVRだけでも1800名以上のメンバーがおり、日に日に増えているとのこと。VRという共通言語がある人たちが数百人一同に介して盛り上がるというのは圧巻で、まさにその勢いを感じられるイベントでした。

Written by すんくぼ