【体験レポ】『VRChat』で海を超えて、アメリカにいるプレイヤーと月面で自撮りをしてきた

5月10日東京、品川グランドホールでJapan VR Summit(JVRS)が開催されました。JVRSではVR関連のセッションが開かれるとともに、会場の一角ではVRの体験デモ展示がありました。

PSVR、HTC Vive、Ocula Riftの体験デモは整理券制でしたが、開場早々に整理券がなくなりました。注目度の高さが伺いしれます。

今回は体験展示の中から『VRChat』を紹介します(※体験時間約10分)。『VRChat』は、アバターになってVR空間でコミュニケーションがとれるものです。

VRChat

Oculus RiftのTouchコントローラーを使った『ToyBox』とよく似ていますが、こちらはHTC Viveを使います。両者ともVR空間でアバター同士で遊べるところは同じで、違いはViveは部屋の中を歩き回れることです。

VRChat

筆者のアバターは首無しロボットです。Viveを被ると目の前には赤いコートを着たアバターのMR Qがキッチンで迎えてくれました。彼はニューヨークからアクセスしているとのこと。

VRChat

テーブルの上にはカップケーキやパイ、コーヒーカップや皿が並んでいます。MR Qの真似をしてケーキを掴んで口に持っていくとガツガツという効果音と一緒にケーキが一瞬で消えます。コーヒーカップを口に持って傾けると中身が空でもごくごくと飲む音がします。キッチン内を歩いて冷蔵庫を開け、中から野菜を次々に取り出し、「ポテト、パプリカ、」とMR Qが説明しながら手渡してくるのを食べたり。やれることが現実っぽいですが、右手に持ってるカップをジャグリングのように上に投げて左手で受け取ったりもできます(筆者には現実では難しいことです)。引き出しを開けて中の皿をフリスビーのように投げ飛ばすなど、置かれているもの全て手に取って使うことができます。

キッチンの中の物を動かし尽くすころ、MR Qが丸い透明の球を投げて頭を入れると部屋が一変、テーブルの上には拳銃やショットガンが置かれてる大広間にワープしていました。

テーブルに置かれた銃を右手で掴むと、コントローラーのサイドボタンを押しつつトリガーを引いて弾を発射します。持ちづらいので何度か落としましたが、落としたものも、拾うことができます。うまく撃てるようになれば部屋にある壺や、MR Qが掲げる皿を撃ち抜いて遊びます。銃だけてなくダイナマイト爆弾にロウソクの火をつけて爆発させるなど部屋の中にある小道具は全て持って遊ぶことができるようになっています。じりじりと導火線が短くなる爆弾を手渡されるとCGなのがわかっていてもドキドキします。

VRChat

次にワープしたのは月面、遠くに宇宙船と地球が見えます。月面にはチェス版と自撮り棒が用意されていました。チェスのルールを無視してコマを積み上げたり、投げたり。四角い画面がついた棒を渡されると画面内に自分と全く同じ動きをするアバターが見えます。トリガーを押しながら棒を掴み、コントローラーのサイドボタンを押すとシャッターが切れるのがわかりました。二人で自撮りした写真は、すぐにそばのモニターに映し出されます。

筆者は『ToyBox』も体験していますが、『VRChat』も非常に近い体験で楽しいものでした。知人や友人との記念撮影が楽しいのは現実もVR空間も変わりません。VR空間で現実同様の過ごし方も、現実ではできない楽しみ方でも、遠くにいる誰かと一緒に体験できるコンテンツはますます主流になっていきそうです。

なお、『VR Chat』は既にOculus Rift製品版及びHTC Vive版が公式サイトで配信中です。
URL: http://www.vrchat.net/

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