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活用事例 2016.02.08

VR・ARに投資しているベンチャー・キャピタルと投資先がひと目で分かるインフォグラフィック

様々な分野に展開できる事で期待されているVR・AR分野。VR・ARの開発のため、既に様々なベンチャーキャピタル(VC)が投資に乗り出しています。

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AR・VRの分野は、次世代の電子機器代表の1つとなるための準備を整えている段階です。世界最大級の投資銀行ゴールドマンサックスはAR・VR分野は10年以内、つまり2025年までにテレビ市場を凌駕する潜在能力があると推定しています。2015年のみで計算しても、エクイティ・ファイナンスにおけるVR・ARスタートアップ関連の併せて126の取引は、約6億5千8百万ドル(※記事執筆時のレートで約776億円)にのぼります。

VR・ARスタートアップは、多くのメディアの見出しを飾っていますが、その多くははまだ始まったばかり。その75%がプロダクトリリース段階のアーリー・ステージです。企業情報データベース「CB Insights」は最も活動的な投資企業(アクセラレータも含む)を特徴的なVR・AR会社によってランク付けしたものを公開しました。画像をクリックすると拡大で表示できます。

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世界で最も活発に投資を行っているVCはRothenberg Ventures。AR・VR分野をリードしていますが、ドローンやAI、ロボット工学や宇宙といった分野にも投資を行っています。最近の投資先は、Reload Studios Psious 。同社の行っているアクセラレーションプログラム「River」は、シードステージのVR・ARスタートアップを専門としています。

2位は、スタートアップアクセラレーターboostVC。仮想通貨の運用に不可欠なブロックチェーン技術やVRに焦点を当てた投資を行っています。2015年秋、個人の表情をトラッキングし、VR空間内でレンダリングを可能にできる技術を開発しているBinaryVR。そして、ウェブブラウザを利用したVRソフト開発を行うVizorに投資を行いました。

3位は、GV(以前のGoogle Ventures)と、Intel Captalの同点となりました。
GVは最近、Emergent VRやゲームスタジオのResolution Gamesに資金投入。Intel Capitalは、空間センサーの開発を行っているOccipalに投資を行っています。

日本のVR向けVCとしては、コロプラ傘下のコロプラネクストが最大約60億円のColopl VR Fundを立ち上げていますが、出資状況、具体的な出資先は明らかにされていません。

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(参考)
CB Insights 公式ブログ / The Most Active Investors In Augmented/Virtual Reality And Their Companies In One Infographic
https://www.cbinsights.com/blog/active-arvr-investors-infographic/


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