撃ち方始め!忠実に復元された戦艦大和に「乗れる」「歩き回れる」『VR戦艦大和』レビュー

高らかに奏でられるラッパの音。萬里の波濤を越えゆく眞鐵(まがね)の艦。そう自分が今いるのは戦艦「大和」――。

今回は、12月16日に株式会社神田技研Oculus Storeにて公開した、戦艦大和を再現したコンテンツ『VR戦艦大和』についてレビューしていきます。

『VR戦艦大和』は、Oculus RiftとXboxコントローラーを使用してプレイします。

帝国最大の機密に触れる

「最初から」を選択すると、まず、陸地に飛ばされます。ここは広島県江田島市にある海軍兵学校、現在の海上自衛隊幹部候補生学校、第1術科学校の敷地内です。

遠くには戦艦陸奥の主砲が置かれています。

現在の戦艦陸奥の主砲(実物)

時は昭和16年の12月中旬。大和が就役(昭和16年12月16日)して間もない頃です。

ここで、操作確認をすることができます。左スティックで移動、LTボタンを押しながらだと走ります。LBボタン、RBボタンで体の向きを変えることができます。

この移動方法では少し酔うことがあるかもしれません。酔ってしまった場合、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を外して休憩しましょう。スタート画面で「途中から」を選ぶと、どこからでも始めることができます。

まずは、停めてある内火艇に向かい、そこにいる男性と会話して、内火艇に乗り込みましょう。

内火艇に乗り込んで少しすると、1隻の陽炎型駆逐艦が横を通過していきます。これもとてもよく作り込んであるため、見応え十分です。

すぐ横を航行する陽炎型駆逐艦。12.7センチ連装砲と4連装酸素魚雷発射管もしっかり再現されています。

内火艇の中では、また別の男性が座っています。

ここでいくらか会話をすると、だんだん、「大日本帝国最大の機密」が見えてきます。

実物大の戦艦大和に「乗れる」、歩き回れる!

ラッパと捧げ銃で迎えられた「お客さん」であるプレイヤーは、その後、自由に大和を見学することができます。

艦は、最上甲板のほとんどと、上甲板、そして艦橋までを自由に見学することができます。

主砲である46センチ3連装砲に乗ることも可能です。大抵のところは歩き回ることができます。それこそ、46センチ砲内部に入ることもできます。

筆者のおすすめは艦尾に設けられた航空機格納庫です!

精密に再現された零式水上観測機を見ると、いかにこの大和が忠実に復元されているかを実感することができます。

精密に復元された各箇所をじっくり解説

各所に配置された乗組員の人からは、その場所にあるものについて説明を受けることができます。この説明が非常に詳細で、大和について、艦について詳しくなることができます。

乗組員はいたるところに配置されており、横に表示される選択肢を選ぶことで説明を聞くことができます。たとえば、戦艦の主砲には「測距儀」という耳のようなものがついているのですが、それに関しても詳しく、わかりやすく説明してもらえます。

ほかにも、第一艦橋や長官公室、防空見張所に設置された羅針盤なども見ることができます。機械仕掛けのものと、昔ながらの羅針盤の2つが設置されており、機械仕掛けのものは近くにいくとカッチコッチと音がしており、復元の精密さを感じられます。

撃ち方始め!迫力満点の主砲発射!

一通り見て回り、防空見張所に向かうと、いよいよ教練射撃が始まります。これ以降は自由に艦内を動き回ることができません。

測距儀が回り、目標を測距、それと同時に砲塔旋回し、ゆっくり上がります。

そして、「うちぃーかーたはじめー!」の声、ビィビィと鳴り響く射撃警告音、そして、発射――。

主砲の発射は迫力満点。主砲発射後、49秒後に「だーんちゃく!」の声と同時に弾着。水しぶきがはるか遠方に上がります。

それから、数回、主砲が放たれ、教練射撃が終了します。

次に会うのは南方か。今後もアップデートを予定

教練射撃後、艦長と会い、お話をします。この話というのが、大和の“未来”を知っているプレイヤーにとっては、とても印象深い会話となっています。そして、夕陽が水平線の向こうに沈む頃、プレイヤーは敬礼ののち、退艦します。

その際、「今度会うのは南方になるかもしれない」という旨の会話を艦長からされます。

本コンテンツは、1941年竣工当時の戦艦大和を復元したものであり、2017年中には、第二期「戦闘海域へ」アップデートがされます。ここでは、戦艦武蔵最終兵装時、戦艦大和対空兵装強化時のものが復元されるとのことです。

そのほかにも、厠、兵員用浴室、対空射撃訓練、零式観測機の射出シーンは、マイナーアップデートか、第二期アップデートにて実装される予定です。

大和から内火艇に移り、プレイヤーはまた、江田島へと戻っていきます。その際、大和乗組員が手を振ってくれます。

その姿に、思わず手を振り返してしまいそうになりました。

<ソフトウェア情報>

「VR戦艦大和」

【メーカー】株式会社神田技研    

【開発者】株式会社神田技研        

【対応ハードウェア】Oculus Rift(2017年3月~4月にHTC Viveに対応)

【価格】3,990円

【操作】Xboxコントローラー

【リリース日】2016年12月16日

【言語】日本語

<Mogura VR的評価>

【オススメ度】★★★★★

【快適さ】★★★★★

【操作性】★★★★☆

この記事を書いた人

  • 文学部一年生というVRからはほど遠そうな環境なのにVRに興味を持っている人。Rift、Vive、PSVRの御三家がとうとう揃いました。

    Twitter:@takawitomoki

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