米国の大手スーパーマーケットであるウォルマートは、VRを活用したショッピングやドローンによる配送を手がける事業『Store No. 8』を展開していますが、同社は今回、コンサルティング企業のアクセンチュアおよびThrive Globalと提携して、商業サービスに関してVRを活用したアプリやソリューションのアイデアを募集しています。
『Store No.8』とは
ウォルマートは今年3月に『Store No. 8』の立ち上げを発表しましたが、これはVR/AR、自律走行車、ドローン配送、ユーザーにパーソナライズしたサービスなどを通して小売体験を作り変えることを目的とした起業支援事業です。
『Store No. 8』では他にもロボット工学や、機械学習などの人工知能技術にも焦点を当て、スタートアップ企業やベンチャーキャピタリスト、研究機関と提携しています。
同社が今回行うアイデアの募集も『Store No. 8』の一環であり、VR技術の進化と普及に併せて、従来の小売事業にVRを活用した新しい方法を定義しようとするものです。
アイデアを募集中、選出者には豪華特典も
アイデアの募集は、Store No.8によるVR開発者コミュニティ『Innov8』のウェブサイトを通じて行なっており、8月4日までの募集となります。企業、個人のどちらでも応募可能で、選考によってファイナリストが選出されます。
審査はThrive GlobalのCEOでありハフィントンポストの創設者でもあるArianna Huffington他、ウォルマートCEOのMarc Lore氏、アクセンチュアのインタラティブマネージャーのJason Welsh氏など、業界のトップランナーが参加します。
ファイナリストの発表は、10月18日にロサンゼルスにて開催する『Innov8』のカンファレンスにて行われ、選出者はStore No.8の創業メンバーに加わるだけでなく、招待制イベントへの参加やThrive Globalによるリーダーシップ教育、またアイデアへの出資や戦略アドバイス、ベンチャーキャピタルのトップとの会合など、様々な特典を受けることができます。
（参考）
UploadVR / Walmart’s Store No. 8 Looking For VR Commerce Ideas And Apps（英語）
https://uploadvr.com/walmarts-store-no-8-looking-vr-commerce-ideas-apps/
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