日本各所で30度を超える真夏日が続く中、毎朝出勤するのは辛い!涼しい自宅の部屋に体を置いたまま、会社へと出勤できたら夢のようですよね。
今回、株式会社エクシヴィ代表取締役社長でありVR開発者の近藤義仁(GOROman)氏の会社内で「とある試み」が行われました。
【弊社 新システム】
RICOH Rとクマちゃんで熊でVR出社するテスト pic.twitter.com/3hDg2qwynH— GOROman@VRソムリエ (@GOROman) 2017年7月11日
GOROman氏のツイートの動画を見ると、自分の身体は自宅に置いたまま、代わりに「ぬいぐるみのクマちゃん」が自席に座って仕事をしているように見えます。これは一体……。
この「VR出社」システムを開発したのは、同社のエンジニアであるH.Yoshitaka(@TyounanMOTI )氏です。今回のクマによるVR出社について、両氏にお話を伺いました。
それによると、GOROman氏は、以前から「VR出社をしたい」と言っており、H.Yoshitaka氏が全天球カメラ「RICOH THETA S」を使って遠隔チャットを使ったり、通信周りなどを試したりしていたそうです。
仕様書 pic.twitter.com/tNWUv2EAiI
— GOROman@VRソムリエ (@GOROman) 2017年7月11日
そんな矢先、GOROman氏がクマの人形を手に、仕様書を書き出したところ、
H.Yoshitaka氏がたった「1時間」で本システムを完成させたとのことです。撮影しているカメラは、ライブ配信が可能な全天球カメラ「RICOH R」です。
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左)VR出社をしている様子、右)クマ視点
RICOH Rで撮影した映像をVRヘッドマウントディスプレイへと送信することにより、疑似出社が可能になります。現在は、VRデバイス装着者側からデスクトップの画面も同時に見られるとのこと。
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GOROman氏によると「受付もクマにする予定」とのこと!ゴーグルを付けても可愛らしいですね
本システムは、ブラウザで実装されている「WebRTC」という技術を使用しており、将来的にはスマートフォンからのアクセスもできるとのことです。使い方によっては、出先の会議室から社員にコンタクトを取るといったことも可能になります。
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うわー!目がー!人間相手にはできないこんなことも……
VR出社の今後については、モーターを搭載させヘッドトラッキング機能を追加させたり、クマの中で仕事ができるようにしたりしていくとのことです。今後の動向に注目したいところです。
なおMoguraVRでは、VR出社で使用されている全天球カメラ「RICOH R」の実機レビューを行っています。