患者の状態を3D空間内で閲覧できるツール『HoloEyesVR』を開発するHoloEyes株式会社は、ニッセイ・キャピタル株式会社より総額1.5億円の資金調達を実施しました。
今回の資金調達によりHoloEyesは、『HoloEyesVR』システムや事業基盤の構築、人員の拡充を行っていくとのこと。
『HoloEyesVR』は、医療現場において患者の状態を2D画像で判断するのではなく、VRデバイスを用いることで3D空間内にCTデータをポリゴン変換し表示させます。立体的な3Dモデルを自在に閲覧することができるクラウドサービスを提供し、医療従事者の理解を促しています。
また本ツールは、現実空間にデータを重ねることで、医療スタッフ間で同じ立体の臓器を
共有しながら対話することが可能です。手術前のカンファレンス(手術計画)、医療スタッフ間での手術計画の共有、若手医師や学生などへの教育、患者への説明などで利用されるとのことです。
なお、医療分野におけるVR活用の取り組みは、米・ロサンゼルスの病院でVRを用いた医学生や医者の医療訓練が行われています。