VR市場の成長率は?最新データに見る主要VRヘッドセットの売上

リサーチ企業のSuperDataが、VRヘッドセットのハイエンドモデルの売上に関する推計データを公開しました。その情報を米メディアWall Street Joournalがまとめています。

以下の表では、現行のヘッドセット市場を牽引する4つのメイン機種、Gear VR、PlayStation VR、HTC Vive、Oculus Riftの、2017年第二四半期までにおける売上台数と売上額が記載されています。

※編集注:いずれの数字もSuperdataの推計によるものであり、公式に発表されたものではありません。

この表を見ると、最も高い売上を記録しているのはGalaxyスマートフォンを使用するGear VRであり、現在までに約800万台が売れています。それに続くのは2016年10月に発売開始されたPlayStation VRで、約180万台が売れています。続いて、HTC Viveが約66万台、Oculus Riftは約38万台となります。売上額(Revenue)の単位は100万ドルです。

VR市場の成長率は、必ずしも高くはない?

発売から1年以内に180万台の売上を記録するのは高い成長率であり、PlayStaion VRは直近の2四半期の売上においては100%に近い成長率を記録しています。しかし、通常のゲームデバイスの売上と比較すると、PlayStaion VRのそれが必ずしも高いものではない、という見方もできます。

たとえば、『XBox』の付属デバイスでモーションキャプチャーが可能な『XBox Kinect』は、150ドル(約17,000円)という価格でありながら発売開始からの1年間で15億ドル(約1,700億円)の売上を記録しました。日本では大きな話題にならなかった『Kinect』ですが、アメリカでは大ヒットしました。

一方、昨年10月に発売されたPlayStation VRの発売開始からの売上は、2017年第二四半期までで7億7,000万ドル(約866億円)です。ヘッドセット市場では最も高い売上を記録しているデバイスですが、ゲーム市場の成長率と比べるとそのスピードは必ずしも速いものではないと言えます。

VRコンテンツの開発と、開発に対する投資が重要

PlayStation VRは2016年末までに約100万台を売り上げましたが、今後もこの成長率を維持し続けるのであれば、2018年第3四半期までにはPlayStation VRユーザーの数は1,000万人に達するとの予測がなされています。

世界中で1,000万人のプレイヤーがPlayStation VRでゲームをプレイするようになると、優れたVRゲームタイトルの登場が必須になります。現在、VRゲームに対するニーズだけでなく、開発に対する投資のニーズも高まっており、ゲームをはじめソフトウェア、ハードウェアを含めたVR/AR市場に対する投資は2017年第二四半期に総額8億ドル(約907億円)を記録し、過去最高の投資額を達成しました。

VR/AR市場は成長を続けており、それに応じて投資家や投資額も増加し、より多くのデベロッパーが開発に参加することによって、登場するコンテンツ数、そしてクオリティの向上が期待されます。

(参考)
VRScout / Re-Thinking VR Market Adoption in 2017(英語)
https://vrscout.com/news/vr-market-adoption-2017/

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