VRゲームは身体を動かしてプレイするものが多く、中にはコントローラー操作によって全身を激しく動かすタイトルもあります。ゲームに熱中するあまり気がつくと汗を掻くほどにのめり込んでいたケースも。VRゲームはダイエットやエクササイズにおいても大きな効果を得られると考えられています。
米サンフランシスコの調査チームThe Virtual Reality Institute of Health and Excerciseは、現在市場に出回っているVRゲームを調査し、それぞれのタイトルがプレイヤーにもたらす消費カロリーや、それが他のどのエクササイズに相当するかを表示しています。
VRゲームの消費カロリーをタイトル別に表示
リストに表示されているVRゲームのタイトルには、それぞれのタイトルを1分間プレイした場合の平均消費カロリー数と、それによって得られる効果をウォーキングやランニング、スイミングなどのエクササイズに例えて表示しています。
これによって、エクササイズやダイエットを目的としてVRゲームをプレイする場合、目標に応じたタイトルを選ぶことができます。
たとえばOculus Rift対応のFPS『SUPERHOT VR』の1分間の消費カロリー数は2〜4で、ウォーキングと同じ程度の効果を得ることができます。また、VRリズムゲーム『Audioshield』は1分間に10キロカロリーを消費し、ボート漕ぎと同程度の効果です。ボクシングゲームの『Thrill of the Fight』はリストの中で最も値が高く、消費カロリーは15と、ランニングに匹敵するエクササイズであることが分かります。
もちろん、ゲームの難易度設定によって動作の量が変わったり、もしくはプレイヤーによってはプレイ中に激しく身体を動かしたり、あまり身体を動かさずにプレイする場合もあります。そのため、データに記載されている数値が確実であるとはいえませんが、ダイエットやヘルスケア、エクササイズなどの目的に応じたタイトル選びにおいて役に立ちます。
VRはフィットネスに活用できるツールとしても可能性が注目されています。バイク型コントローラー『VirZOOM』が発売されているほか、VRを用いたフィットネスマシン『ICAROS』は秋葉原や福岡で運用を開始しています。
レーティングはこちらのサイトで見ることが可能です。
(参考)
UploadVR / VR Health Group Is Rating How Many Calories Games Burn(英語)
https://uploadvr.com/vr-health-group-rating-many-calories-games-burn/