2017年下半期のVR業界図公開 エンタメへの投資が79%増加

アメリカのVR/AR専門ファンドThe Venture Reality Fund(VRファンド)は、2017年下半期のVR業界のカオスマップを公開しました。このカオスマップは同ファンドが年に2回ほど、全世界のVR業界の主要なプレイヤーをピックアップして公開しているものです。

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この図はVR業界を大きく3つの分類で分けています。下の段がハードウェア(Infrastracture)、中段がミドルウェア/プラットフォーム(Tools/Platform)、上段がソフトウェア/サービス(Application/Content)です。合計450社ほどが掲載されており、2017年上半期の掲載時より30%増加しています。

VRファンドによると、2016年下半期と比べると上段のソフトウェア/サービスのうちエンターテイメント関連が大きく増加し、投資ベースでは79%増加したとのこと。AR分も含めたAR/VR分野への総投資額は23億ドル(約2,530億円)以上に達し、過去最高となっています。

VRファンドの共同創業者でゼネラル・パートナーのTipatat Chennavasin氏は「(今期の)VR/ARへの世界規模での投資はこれまで以上の規模であり、よりペースが加速している。VR業界は健全で堅調に成長している。私達の観測ではVR/AR専門ファンドだけでなく、ベンチャー・キャピタルもこの分野への投資を行い始めている」としています。

増加した企業にはハリウッドなどのメジャーな企業が多く、AMC、ディズニー、ドリームワークス、HBO、Netflixなど多くの企業が名を連ねています。

またVRゲームに関しては、VRファンドでは100万ドル(約1.1億円)以上を売り上げたタイトルがこれまで約35程度あると見積もっています。非常に早期のエコシステムとしては、比較的健全な状態だと評価しています。ヘッドセットの価格が下がるにつれこの数字は更に増えていくと見込んでいます。

ビジネス活用に関しては、シスコ、HP、アクセンチュアなどの大企業が参入した一方で、特定の業界に対してサービスを提供する形でマネタイズを行っているスタートアップが中心的な役割を果たしている、と分析しています。

(参考)
The Venture Reality Fund VR Industry Landscape(英語)
https://trello.com/b/srhdQF14/virtual-reality-industry-2016

The VR Fund: Entertainment VR investments jump 79% in second half of 2017 / Venturebeat(英語)
https://venturebeat.com/2017/11/20/nvidias-gpu-sales-grew-faster-than-amd-and-intel-last-quarter/

 

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この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
    VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。

    Twitter:@tyranusii