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学校教育 2017.02.21

VRの授業への導入に教師も関心 ドイツで調査

ドイツのリサーチ会社Kantar EMNIDは、ドイツの606名の教師にVR授業についての調査を行いました。それによると、取材対応者の18%がプライベートなどでVRを使用したことがあり、学校でVRを利用したのはわずか4%とのこと。しかし、約48%の教師が授業でVRを導入することに興味を示しました。特に30歳以下の教師に関しては、この数字は58%にのぼりました。

サムスン・ドイツのステファン・ガンダーズ氏によると、この調査は教師の学校に新たなメディア技術に導入することに対する積極的な態度が読み取れるとのこと。

79%の回答者がVRの活用に賛成で、77%の回答者が、VRは学生に未知な領域へ進ませるための適した手段だと考えています。

また、回答者の74%は授業でVRを使うことで学生のモチベーションを引き出すことができると考え、62%は成績の向上につながると考えています。58%の教師はVRを通じ、学生が授業中の概念をより理解できると思っています。VRに最も適する科目としては地理・歴史と自然科学が挙がっています。

VRは直近5年で教室にて使われると信じている教師はほぼ半数。もし設備があれば、1ヶ月に一回VRを使うという教育者は74%で、41%の教育者は少なくとも週に一回使うとしています。

VRの教育への活用可能性を探求するために、サムスン・ドイツはベルリンの教育出版業者Cornelsenと協力し、人体内部構造を可視化するVRコンテンツを開発しました。このコンテンツは2016年末にベルリン、ニーダーザクセン州、そしてバーデン=ヴュルテンベルク州の150名の学生を対象にテストされています。

(参考)
Kantar调查:德国50%老师有兴趣在课堂使用VR授课
http://news.87870.com/xinwennr-19456.html
 

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。


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