【体験レポ】変形から合体まで VRバイク『Godspeed』で感じるロマン

2017年6月28日から30日の3日間、東京ビッグサイトで開かれていた第3回 先端コンテンツ テクノロジー展では様々なVR/AR展示がありました。有限会社プロトタイプが展示していた『GODSPEED VR airborne・TRANSFORMING MOTORCYCLE SIMULATOR SYSTEM』(以下、GODSPEED VR airborne)はSFにでてくるような変形するバイクです。

同社は毎年、実際のバイクに乗って体験するVRコンテンツを展示していますが、その体験は徐々にアップデートされています。(2015年体験レポート2016年体験レポート

3度目となる今回の展示ではバイクが“変形”するようになっていました。体験がどのように進化したのかレポートします。

好みのAIエージェントと爆走


『GODSPEED VR airborne』はAIのエージェントがガイドにつく近未来なバイクに乗り、カーブを曲がるときに地面スレスレに倒れるようなバンクを体験できる海上のコースを走るVR体験です。

『GODSPEED VR airborne』見た目は串刺しになったバイクです。バイクに乗る前にスマートフォン型端末を使ってAIエージェント選択します。ドSなお姉さまタイプ・熱血お兄さん・冷静沈着な少女の3タイプ。次にバイクの色を選択したらVRヘッドマウントディスプレイを被ります。

VR内では鏡でヘルメットを被った自分の姿を確認できます。隣のバイクにまたがりスマホの端末をバイクのタンク部分に設置すると、AIエージェントが起動、バイクの色を変化させ今から乗るコースの説明をしてくれます。スマホは実際には設置できないためすぐにスタッフが別の場所におきます。


実際に運転に使うのはバイクと同じです。

アクセルを捻ってスタートさせます。最初は直線や緩やかなカーブが多いのでしゃべり続けるAIの話を聞いていられます。

串刺しバイクが変形する

『GODSPEED VR airborne』の最大の特長は冒頭でも言及したようにバイクの“変形”です。VRでもバイクが変形しますが、なんと実際に現実で搭乗しているバイクも変形します。

コースの途中でバイクが変形、変形中はスピードを一定に保ってとAIから指示を受けるのでスピードを保っていられるかドキドキします。変形が始まるとハンドルの位置が高くなりオフロードタイプへ。視界が見やすくなりますがコースはカーブが厳しくなり体を左右に倒さないと曲がりきれなくなってきます。

 

Mogura VRさん(@moguravr)がシェアした投稿

長い直線に入るとスピードアップするために第2段階の変形でスーパースポーツタイプへ。ハンドルが前に伸びて腕が伸びきった状態になり、頭も空気抵抗を減らすため低くなります。

 

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せっかく変形してもスピードが足りず、途中までしか作られていないコースの終わりが近づいてきます。そこへAIが呼んだ飛行ユニットと合体、コースがなくなったところから空中飛行に移ります。


第2段階変形をし終わった後。

未来のバイク体験

もともとの構想ではAIが人間のような姿で現れる予定とのことでしたが、今回は音声のみ。AIージェントは3人とも個性的でよくしゃべります。乗り手の技術をあまり信用しておらず、「エージェントの私が頑張るから安心して乗りなさい」という態度など近未来的でした。

バイクが変形することで、3種類のバイクに乗ったときの視界の広さや操縦しやすさなどを実感できます。

アクセルやブレーキ、ハンドル捌きなど、動かしていてVR内の挙動と全く違和感がないので、現実では見たことないような、壁に見える坂道を登るときも、実際に通過している気分になりました。筆者は曲がり切れず海に飛び出すことや、壁に激突することも多かったですが、体感が連動しているので酔うことはありませんでした。

『GODSPEED VR airborne』の変形は実際にバイクが変形するため、周囲は常に人だかりが絶えない展示でした。アトラクション施設でも人気がでそうなコンテンツですが、実際のバイクに近いため、取り扱いが難しく、アトラクション施設よりバイク関連のイベント会場で展示されることが多いとのこと。今後の体験機会の増加にも期待したいところです。

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この記事を書いた人

  • アニメや特撮、VR・ARが好きなだけな人です。Oculus等HMD、VR・ARの魅力を沢山の人に広めていければと思っています。

    Twitter:@kure_kure_zo