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話題 2018.06.16

野生のクマに遭遇したらどうする?身体で覚えるVRトレーニング

最近は日本でも、人が野生のクマに襲われるというニュースを目にします。実際に山などでクマに遭遇したとき、どう行動すれば良いのでしょうか。

VRコンテンツ「VR Bear Safety Training Program」を体験しておけば、いざというときの備えになるかもしれません。このコンテンツは、野生のクマに遭遇した時にどう対応すべきか、トレーニングする内容になっています。VRトレーニングでは、その高い没入感から、より現実に近い状況での判断・行動を繰り返し身体に覚え込ませることができます。

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何をすべきか、身体を動かして覚える

コンテンツを制作したのは、カナダのVR Safety Training Solutions社です。VRの中でクマに遭遇する場面を体験し、生き延びるスキルを身につけます。

体験者はVRゴーグルを装着し、コントローラー(VR内ではクマよけスプレー)を持ちます。森の中に立つと、クマが自分を見つけて突進してきます。素早く判断し、クマに襲われる前に、音を立てたり、スプレーを使ったりと撃退の手段を取らなければなりません。

アメリカのイエローストーン国立公園によれば、クマを撃退するにはクマよけスプレーが一番効果的とのこと。こうしたことも、VRで体験すると身を持って覚えることができます。いつ腕を動かして追い払うのか、隠れるならいつなのか、考える力を研ぎ澄ませると共に、身体で記憶することが可能です。

他の野生動物にも対応

VR Safety Training SolutionsのCEO Kelly O’Neil氏はメディアCBC Newsの取材に対し、「起こりうること、そして何をすべきかをトレーニングで学んでいれば、(実際の生活でも)準備ができた状態でいられます」と話しています。

コンテンツでは他にも、クマの種類を見分けたり、しぐさや足跡を理解することができます。さらにクマに加えて、同社ではコヨーテ、ピューマ、シロクマといった他の野生動物への対策コンテンツも揃えています。

(参考)CNET


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