念じてVR内で操作 脳波を測定するコントローラー登場

手に持つコントローラーや、センサーを使ったジェスチャー入力など、バーチャルリアリティ分野での入力方法は日々試行錯誤が行われています。

NeurableはHTC Viveの通常のヘッドストラップに置き換える形で装着し、脳波を測定するブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)を発表しました。また、ロサンゼルスで開催されたSIGGRAPH 2017で、eStudiofutureと提携してVRゲームのプレビュー版『Awakening』を発表しました。VRアーケード施設での導入を目指しています。

機械学習を用いた脳波測定

BCIデバイス上には7つの電極があり、ユーザーの脳活動から特定の信号(事象関連電位(ERP))を読み取ります。NeurableのBCI技術はBCIソフトウェアの機械学習によるものです。電極には既製品が使用されており、プラットフォームにとらわれることはありません。このことから、Neurableは今後Oculus Rift向けに作ることも可能です。

機械学習パイプラインはUnityと互換性のあるSDKになっているため、Neurable SDKを使用することで、Unity開発者は脳活動を制御入力としてどのゲームにも簡単に統合することができるとのことです。

BCIを促進するために、NeurableはeStudiofutureと提携して『Awakening』を作成しました。 「『Awakening』は、見知らぬものを連想させる未来的な話です。あなたは政府の科学研究室で囚われた子どもです」とNeurableのヴァイスプレジデントであるマイケル・トンプソン氏は投稿しています。 「あなたには、実験により特殊能力が身についています。それらの力を使ってセルを脱出し、ロボット刑務所警備員を倒し、研究所から脱出する必要があります。このゲームでは、脳波でオブジェクトを操作して敵と戦うことができ、ハンドコントローラなしでプレイすることができます。」とのこと。

NeurableのCEOであるRamses Alcaide氏は「私たちは2018年にVRアーケードでの実用化を目指しています。現時点で明らかにしているのは、このアーケードゲームのデモバージョンです。私たちはゲーム会社やハードウェア会社ではありません。しかし、このゲームは、私たちの技術を使用しているVRアーケードに提供しようと考えている最初のものになります。」と述べています。

リリース日などの詳細に関しては現時点では公開されていません。また、脳波を測定するVR用コントローラーはこれまでも日本を含め、いくつかの事例があります。Neurableのデバイスで脳波の測定が実際にどこまで正確に行われるのか、実機の検証レポートなどもあまり公開されておらず、その実力は謎に包まれています。

(参考)
Announcing the world’s first brain-computer interface for virtual reality/neurable(英語)
https://medium.com/neurable/announcing-the-worlds-first-brain-computer-interface-for-virtual-reality-a3110db62607

Thought Controlled VR Is On The Way With Neurable’s Brain-Computer Interfaces/VRforcus(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/08/thought-controlled-vr-is-on-the-way-with-neurables-brain-computer-interfaces/

この記事を書いた人

  • VRやAR、画像処理、ロボットビジョンについて研究している学生。VR、ARコンテンツに触れるだけではなく、自分でコンテンツを制作しVR、ARの面白さ、楽しさを広める活動をしている。

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