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テック 2017.07.06

VRデバイスでもARデバイスでも同じ空間を共有 マイクロソフトが年末に実現へ


台北で開催されたWindows Hardware Development Conference(WinHEC)のプレゼンテーションで、Windows 10 Mixed Realityのさらなる詳細が発表されました。

HoloLensとMRヘッドセットでマルチプレイ

マイクロソフトのWindows 10 Mixed Realityヘッドセットは、Acer、HP、Lenovo、DELL、ASUS、3GlassesといったPCメーカー各社が開発中です。現在、2017年のクリスマス時期までに消費者向けに発売されると予想されています。

Nadia Steer-Mobley氏は台北で行われたWinHECワークショップで、Windows 10 Mixed Realityプラットフォームの計画について講演を行いました。

セッションは、Acer MRヘッドセットを被ったMing Fe氏、HoloLensを被ったMei氏の2人の登場から始まり、2人で同じゲームを遊ぶ様子が実演されました。Ming Fe氏は熱帯の島を探索し、脱出するための手がかりを探しています。一方Mei氏はHoloLensを使って上から島を見て、Ming Fe氏を助けるためのアドバイスを行います。

このデモンストレーションは、VRとARという2つの技術がMRというプラットフォームどれだけうまく融合できるかを示しています。

マイクロソフトはHoloLensとWindows 10 Mixed Realityヘッドセット用の共有ソフトウェア開発キットを提供し、クリエイターがデバイス間で共有できる体験を制作できるようにするとしています。

家のような空間をホームに

プレゼンテーションでは、新しいWindows 10 MRデバイスのセットアッププロセスも示しました。マイクロソフトはユーザーに対して簡略化されたインターフェースと明確な指示を与えることで、使いやすさを重視したセットアップを目指しています。

「ホーム」となる空間は、デバイス同士で共通の一貫した体験を提供するように設計されています。実際の家のようなインタフェースモデルを採用し、それぞれの部屋が明確なそれぞれの役割を持っています。

インターフェースはアプリケーションに合わせてカスタマイズすることが可能で、棚にオブジェクトとして設置したり、壁に固定したりと、様々な場所に配置できます。

これらは、Windows 10の秋のCreators Updateに含まれる予定です。


合わせて公開されたWindows Mixed Realityヘッドセット用コントローラー(Acer製)の構造

(参考)
VR Focus / Microsoft Showcases Plans For Windows 10 Mixed Reality(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/07/microsoft-showcases-plans-for-windows-10-mixed-reality/


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