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テック 2017.03.13

飛行機内部を見るのも手軽に VRで航空エンジニア訓練

フランスの飛行機メーカー、ダッソー・アビアシオンの航空エンジニア育成のためにVRを使った訓練を始めました。

訓練ではVRヘッドセット装着し、現実の飛行機とほぼ変わらないバーチャルの飛行機を見ながら、各部位の説明や整備方法などを学ぶことができます。

VRの特性を生かした訓練が可能に

訓練でのVRの使用は様々な利点をもたらします。

現実では、スペースは限定されているので、訓練できる生徒数に限りがあります。しかし、VRを使うと同時に何人もの生徒が制限なく訓練を受けることができます。飛行機の翼の内部など飛行機の中の構造は普段は見る機会がほとんどありません。しかし、訓練生はVR内では飛行機の内側をいつでも再現して見ることができます。

また指導官は部品ごとに色分けしたり、一つのパーツのみを見せることも可能で、訓練生にとってもビジュアル的に理解しやすくなります。さらに、現実に撮った写真を映し出すことで訓練生は現実の飛行機もVR内で観察することもできます。

広がるVRを使った教育

VRとトレーニングは相性が良いとされています。

MoguraVRでも以前紹介したように、日本では化学物質や危険物質の取り扱いの訓練にVRを使用したり、ソフトバンクとJR東日本が制作した車両事故の防止や対応のためにVRが使用されています。

(参考) How VR Tools Train Dassault Aircraft Mechanics  http://www.vrfocus.com/2017/03/how-vr-tools-train-dassault-aircraft-mechanics/ (英語)

※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。


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