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活用事例 2017.04.24

操作は念じるのみ 脳波を使ってVRゲームを操作

脳波を使って操作するVR作品が公開されました。本作は、4月14日から16日の3日間でベラルーシのミンスクで開催されたハッカソンで開発されたもので、こちらを手がけたのはVRコンテンツ制作スタジオの4 I Labです。

本作品は、今にも崖から転落しそうになっているバスに取り残された人々を、プレイヤーが念力を使って助け出すといった内容になっています。脳波を読み取るデバイスが、”集中”と”リラックス”の2つの状態を読み分けます。そして、”集中”することで人を掴み上げ、”リラックス”することで人を離すように作られています。

 

脳波を読み取るデバイスには、「Muse」が使われています。本デバイスは、軽量型ヘッドホンのような形となっているため、この上に重ねて他のデバイスを装着することも比較的容易で、本作品でもHTC Viveが重ねて装着されています。

4 I LabのMisilevich氏は、本作はあくまでデモンストレーションに過ぎないとしながらも、脳波を活かしたVR作品の可能性を存分に示すものであると語りました。

脳波などを入力情報とする、いわば考えるだけでコンピュータを操作することについては、先日開催されたF8でFacebookも将来像として発表しており、遠くない未来には身近な技術となっているかもしれません。

(参考)
This VR Game Lets You Literally Use Your Mind To Become a Telekinetic Superhero(英語)
https://uploadvr.com/telekinesis-use-your-mind-vr-game/

Muse公式サイト
http://www.choosemuse.com/


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