脳波測定、ミニチュアカーでドライブ フォルクスワーゲン、VRを使った未来の店舗体験

2017年10月28日から11月5日まで、東京ビッグサイトでは「第45回東京モーターショー2017」が開催されました。モーターショーではまだ日本では未発売の新車や、実験的に作られたモデルカーなどが展示され多くのファンが来場しました。

フォルクスワーゲン グループ ジャパンブース(東4ホール)ではVRを使った未来の車購入を体感できる展示がありました。本記事では、VRを使った3つの展示を紹介します。

『VR Experience』


『VR Experience』は新世代の電気自動車「I.D. CROZZ」の内装と外装を体験します。
円形状のブースの中に入り、2人ずつ体験します。1人は椅子に座り、「I.D. CROZZ」の運転席でドライブしながら内装の機能を体験しています。もう一人は、立ったまま停まっている「I.D. CROZZ」を外から眺めて外装の美しさを体験しています。

2人はVRでは違う世界にいます。

最初に体験するのは外装を見る方から。手の動きを検知するデバイス(Leap Motion)によって、素手で空中に浮かんだボタンを押すことができます。ボタンを押してのドアの開け締め、ワンタッチでの椅子の移動、外装の色の変化を体験します。すべてフォトリアルなCGで描かれた世界のため目の前の車が実際にあるかのようです。

車の外側からエンジンルームに頭を突っ込むとエンジンを見ることができます。

続いて椅子に座って内装を体験します。椅子の位置とVR内の運転席が同じ位置になっています。少しすると助手席のドアが開き、女性が入ってきます。

ドライブをしながら女性の指示に従い、カーステレオから音楽を流します。手でタッチすることで3つの音楽を好きなように流したり、ダッシュボードの照明の色を変化させます。ダッシュボードの色を赤や青など好きな色に変化させることで空間の雰囲気が変わります。そうこうしていると突然目の前を人が横切り急ブレーキ。車内で遊んでいてもセンサーで歩行者を感知して停止してくれる体験です。

「この先においしいコーヒーショップがあるの」など終始リラックスしたデートのような雰囲気で進みながら、新しい機能を体験させるストーリーで、単に機能を説明するVR体験よりも印象的です。

女性は3DCGのキャラクターモデルではなく、実際の女性を3Dスキャンしたモデルでした。目線こそ合いませんが、現実の女性と同じということで、車内の体験が現実にもやってくることへの期待感をもたせてくれます。


本展示ではHTC Viveを使用します。黒い立方体のベースステーションは真っ白な空間に置くと非常に目立ちますが、白い柱の中に組み込むことでブース全体の調和が崩れないようになっていました。

『Intuitive Car Finder』


『Intuitive Car Finder』は、意味がない動画を見ることで脳波を測定、潜在意識を読み取って自分にぴったりの車を提案してくれるVR体験です。脳波をキャッチする装置を頭につけ、その上からヘッドマウントディスプレイを装着します。頭部をかなりしっかり締め付けるので装着気分はあまり良いものではありません。

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脳波を測定するためにローションのようなものを塗られます。

VRで椅子に座ったまま見えるのは、空っぽの店舗と空中に浮かぶ50インチのディスプレイです。ディスプレイに映しだされる映像は、夕焼け、ドリンクを片手に散策する人、黒一色、キスする男女など1シーン2~3秒で次々と変わっていきます。

すべて見終わるとあなたにぴったりの車はこちらと、店内の奥から出現します。筆者の場合「e-Golf」に一番反応してますという結果が出ました。
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潜在意識ではぴったりだと思っている車だと説明されても、結果には全く納得できませんが、店舗に同車種があった場合は気になってじっくり見ることになりそうです。

脳波であなたにとってぴったりな車を提案される未来が、いつくるかはわかりません。購入の参考の一つにはなりそうです。

『ミニチュアドライブ』

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『ミニチュアドライブ』は、ミニチュア写真家田中達也氏が制作したミニチュアの街の中をミニチュアカーに乗ってドライブする気分になれる360度映像です。

田中達也氏はTwitterでも作品を発表しています。野菜などの食べ物や家具、日用品とミニチュア人形を利用した、フランスパンの新幹線や本の高層ビル、唐揚げの紅葉などの作品で、普段見ているものが違って見える作品を作られています。
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『ミニチュアドライブ』は街をまるごと作り、ミニチュアの車の中に入ってドライブをする360度動画です。田中氏のファンだけでなくミニチュア好きの夢を叶えるような体験です。

洗濯物の山に登る人、ゴム手袋の波が押し寄せるビーチを通るとデートしているカップル、ブラシの毛を小麦を刈るように刈っている人などが道路の左右に展開し、前も左右もどこを見てもお芝居をしているような人形が立ち並び1度ではすべてを見切れません。

ミニチュアなので人形は動いてないはずですが、生き生きとしているように感じ、時間が止まった世界をドライブしている気になります。

https://www.youtube.com/watch?v=GtTuUVKUh0s

『ミニチュアドライブ』はフォルクスワーゲン正規ディーラー店でも体験できます。
体験店舗はこちらから確認できます。

第45回東京モーターショー2017概要

名称

第45回東京モーターショー2017

期間

プレビューデー 10月27日(金)
一般公開日10月28日(土)~11月5日(日)

時間

プレビューデーは12時30分~18時00分
月~土曜日(祝日含む)10時00分~20時00分
日曜日10時00分~18時00分

入場料(税込)

プレビューデー 3,500円(枚数限定/小学生以下無料:保護者同伴)
一般 1,800円(前売1,600円、日曜除く16時00分以降(当日会場売)900円)
高校生 600円(前売  500円、日曜除く16時00分以降(当日会場売)300円)
中学生以下 無料
障がい者手帳をお持ちの方(要手帳提示)本人及び付添者1名(車いす利用者の場合2名まで)無料

会場

東京ビッグサイト

公式サイト

http://www.tokyo-motorshow.com/

チケット

http://www.tokyo-motorshow.com/ticket/


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この記事を書いた人

  • アニメや特撮、VR・ARが好きなだけな人です。Oculus等HMD、VR・ARの魅力を沢山の人に広めていければと思っています。

    Twitter:@kure_kure_zo