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シミュレーション・接客 2017.11.15

フォルクスワーゲン、VRでの簡単操作で車をチェック ロビーに展示

ドイツの大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、同社のブランドタワーのロビーで車両のカスタムや細部の確認を可能にしたVR体験を提供します。このシステムは無料で公開されています。

このシステムではユーザーインターフェイスを考慮して設計しており、コントローラーの複雑な操作感をなくすためにハイエンドヘッドセットであるHTC Viveにハンドトラッキングが可能なデバイスLeap Motionを装着したカスタムモデルを使用しています。

細部まで再現されたモデル

公開された動画では、女性が椅子に座ってViveを被ると体験箇所であるブランドタワーのロビーの正確なモデルの中に移動する様子を見てとることができます。


移動した先にはフォルクスワーゲン T-Roc SUV/クロスオーバーの3Dモデルが展示されており、指示に従って手を動かすことで車の色や車両構成を変更することができます。選択をすると、車の運転席に移動し、細部まで再現されたモデルを隅々まで見渡すことができます。

車内のモデルにはボタンがあり、タッチすることでムーンルーフを開いたり、ホーンを鳴らしたり、グローブボックスを開いたりといったアクションを確認することができます。

フォルクスワーゲンがVRを使用する最初の自動車メーカーというわけではありませんが、操作を容易にすることで独自性を出しています。ハイエンドVRの場合、最初の障害として操作の困難さがあげられますが、コントローラーを使わず、自分の手で操作できる本システムでは直感的な操作でVRを楽しむことができます。

現在体験できるのはドイツのヴォルフスブルクにあるフォルクスワーゲンブランドタワーのみですが、今後様々な場所で体験できるようになることが期待されます。


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