VR初心者にこそおすすめ!集団体験型VR「VirtuaLink」試遊レポ

コニカミノルタプラネタリウム株式会社は、2017年6月26日より集団体験型VR施設「コニカミノルタ VirtuaLink in 東京スカイツリータウン」を、東京ソラマチにてオープンします。

この施設の正式オープンに先駆けて、第1弾コンテンツ「ワンダーポッド」をいち早く体験することができました。

宇宙空間に浮かぶポッドに座って、VRの星空を体験

「VirtuaLink」は、最大50人の体験者が360度映像のバーチャル空間を共有し、インタラクティブ性とナビゲーターによるライブ解説によって一体感を得ることができる、集団体験型のVRサービスです。

今回オープンする「コニカミノルタ VirtuaLink in 東京スカイツリータウン」では、車椅子席2席を含む全26席で、このサービスを体験できます。

なお、本施設の対象年齢は12歳以上のため、12歳未満の方は体験できません。

また本施設のVR機器には、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの技術協力により、「PlayStation VR(PS VR)」と「PlayStation 4 Pro」が使用されています。

黒・白・青を基調色とした施設の内装は、幻想的な宇宙空間を表現しているとのこと。入場した観客は、宇宙空間に浮かぶ宇宙船(ポッド)をイメージした椅子に座って、VRを体験することになります。


着席してまず感じたのは、ポッドの座り心地が非常に快適なことです。

ポッド内では周囲を見回すといった、VRを体験する際に必要なパーソナルスペースがきちんと確保されていて、他の人とぶつかる心配もありません。それでいて、席の一角にはPS VRとヘッドホンを置く場所が確保されているなど、細かい配慮が行き届いています。


また、4席1組となった配置の中央にある柱状の設備には、PS VRの位置合わせに必要なPlayStation Cameraが、内装のデザインに溶け込んだ形でさりげなく配置されています。このあたりのレイアウト処理も、じつに洗練されています。

PS VRの装着は体験者が自分で行う形ですが、モニター映像や音声で、しっかりとしたガイダンスが行われるので安心です。

このように本施設では、体験までの雰囲気作りも含めて、VR初心者に対する気配りが隅々にまで行き届いている点が、大きな特徴となっています。


本施設を運営するコニカミノルタプラネタリウム株式会社は、同じ東京ソラマチにある「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」をはじめ、数々のプラネタリウム直営館を運営している企業です。

体験前に施設の紹介を行った、同社の持田啓介代表取締役社長は、そうした直営館事業によって培ってきた“場作り”のノウハウが、本施設に活かされていることを強調していました。

体験者全員で協力して、星空作りなどのミッションにチャレンジ

第1弾コンテンツの「ワンダーポッド」は、2人乗りの宇宙船(ポッド)に乗って、宇宙空間で発生するミッションを、体験者全員で協力してクリアしていくという内容です。

なお、本コンテンツでの操作は“目線”で行い、対象を一定時間見つめることで自動的に決定されます。


まず最初に、自分の性別と星座を入力すると、自分のアバターがそれに応じて変化します。横を向くと、同じポッドに乗っているペアのアバターを見ることができるのですが、VRの中で、自分以外の人の存在を感じることができるのは新鮮な気分です。

宇宙船のシャッターが開くと、目の前には満天の星空が広がります。プラネタリウムの番組制作を行っているだけあって、自分の周囲全てを埋め尽くす星空の様子や、その中で白く輝く天の川の美しさは圧巻です。

頭上360度に星空が広がる光景は、プラネタリムでも見ることができますが、自分の足下にまで星々が見えるのは、VRならではでしょう。






最初のミッションは、星空しかない宇宙空間に、地球や月や星座を作り出すことです。

エネルギーの入ったボールを目線で決定すると、サポートのチビキャラがそのボールを宇宙空間に投げて、地球や月が形作られていきます。

このミニゲームでは、ペアでタイミングを合わせてボールを投げたり、お互いに見つめ合うことでポイントがアップしたりといった要素も盛り込まれています。

今回の体験では、見知らぬ方とペアを組むことになったため、コミュニケーションは若干よそよそしいものとなりましたが(笑) カップルや親子で体験すると、さらに盛り上がるのではないでしょうか。


続いて後半のミッションは、飛来してくる隕石から地球を防衛するために、隕石のやってくる方向にある人工衛星に目線を送って、バリアーを張り巡らせるというもの。

このミニゲームは体験者全員で行うため、周囲のあちこちから目線のビームが飛んでくるという、集団体験型VRならではの協力感を味わえます。

最初は隕石がゆっくり飛来してくるので、楽勝かと思っていたのですが、後半はどんどんと隕石のスピードが速くなり、思わずエキサイトしてしまう内容となっていました。

また本コンテンツでは、ナビゲーターの声によるガイダンスが行われています。「今度は右のほうから飛んできますよ」といった声による誘導は、体験者がバラバラに行動しがちな集団体験型のVRでは、かなり有効なものだと感じました。

「ワンダーポッド」の体験時間は、ヘッドセット装着などのガイダンスも含めて、トータルで約30分ほど。基本的に宇宙船に座ったままの状態のため、VR酔いの心配も少なく、目線による操作もシンプルで、比較的カジュアルな内容だと言えるでしょう。

東京スカイツリータウンという施設のロケーションもあり、女性やノンゲーマーといった、これまでのVRを体験したことのない人のファーストステップに適した内容だと思います。

その一方で、高い没入感を求めるハードコアなVRユーザーにとっては、やや物足りない面があるかもしれません。

筆者としては、施設全体のデザインや体験者への細かな配慮、コンテンツ内での音声によるナビゲーションといった、VRコンテンツの運営面でも非常に見るべきところが多いと感じました。

VR体験施設が各地で相次いでオープンしているこの夏、そういった観点からも要注目の施設だと思います。

今回体験できた「コニカミノルタ VirtuaLink in 東京スカイツリータウン」は、2017年11月までの期間限定の予定となっていますが、7月には東京・お台場に、さらに席数を増やした常設施設「コニカミノルタ VirtuaLink in ダイバーシティ東京 プラザ」もオープンする予定です。そちらの続報も期待したいところです。

VirtuaLink「ワンダーポッド」動画

https://www.youtube.com/watch?v=u-NxNhITX50

オープン日

オープン日 2017年6月26日

営業時間

10:00から21:00

時間

各回約30分

場所

東京スカイツリータウン・ソラマチ イーストヤード5階

住所

住所 東京都墨田区押上1-1-2

料金

1,500円/1名

対象年襟

12歳以上

この記事を書いた人

  • いろんなところで、ゲームやアニメに関する記事を執筆しています。新たなエンターテインメントとしてのVRにも興味シンシンの、元マイコン少年です。
    Twitter:@ito_seinosuke

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