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業界動向 2018.12.11

小売業で「バーチャル従業員」が実用開始、PB商品の売上が前週の約3倍に

株式会社アドパックはバーチャルプロショッパーコミュニケーションズ(VRC)と協業し、バーチャルキャラクターを活用したバーチャルプロショッパー・ソリューションを提供しています。

今回、滋賀県彦根市に本社をおく株式会社平和堂から、同サービスの実用第1弾となる公式VTuber(バーチャルYouTuber)従業員が12月1日にデビューしました。ライブ配信による対面販売やコミュニケーションイベントを実施しています。イベントを開催した週は、平和堂プライベートブランド商品の販売数が前週比の約3倍になったとのこと。

「バーチャルプロショッパー・ソリューション」は、バーチャルキャラクターがリアルタイムで見ている人と会話できるなど、双方向のユーザー体験により「バーチャルでありながら、ヒューマンの魂を持ったコミュニケーション」を可能にするものです。

実用第1弾では、滋賀・ビバシティ平和堂の店頭の大型モニターにVTuber従業員が登場。1日4回のライブ配信による対面販売やコミュニケーションイベントを行い、合計273名の買い物客とコミュニケーションを取ったとのこと。

今回デビューしたバーチャルプロショッパーは、平和堂のリアル店舗でのイベントや、YouTubeチャンネル、SNSなどで情報を発信し、商品ブランディングやプロモーションを運用していく予定がされています。

今後アドパックとVRCは、販売スキルの高いバーチャルプロショッパーの育成を加速させ、「バーチャルLIVEな買物体験」をテーマに現場向けに最適化されたスタートアッププログラムを構築していくとのことです。

(参考)株式会社アドパック プレスリリース


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